[テーマ別]オリジナルカードを創ろう![Part10-3] ...
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オリカスレ管理人
オリカ研究・雑談スレ
●オリカ研究・添削スレ[オリジナルカードを創ろう!増刊号]Part3 http://forum.astral-guild.net/board/21/205/
■現在のお題 *************************************************************************
第78回お題【『取り引き・駆け引き』】
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《政略》や《冥府の契約》のようなリソースとリソースの取り引き、リスティック呪文や《要塞の計略》のような対戦相手との駆け引きなど、 一口に取り引きや駆け引きと言っても様々です。平等な条件の下で行うものもあれば、不利な条件を持ちかけてくるものもあるでしょう。 対戦型ゲームであるマジックには少なからずそういった側面があり、そしてそれらが組み合わさる事で更なる面白さを引き立てます。
今回は、そういった取り引き・駆け引きの側面を持つ1枚を募集します。それらがイメージされるような投稿であればOKです。 (キーワードで言えば、例えば『交渉』『売買』『契約』『経済』『相互利益』といったところでしょうか)
皆様の投稿をお待ちしています。締切は2/7(日)24:00です。
■Pick発表一覧
>>80-82 第63回お題【実用性のある、コイン投げを効果に含むカード】
>>194 第64回お題【壁】
>>357 第66回お題【『―は無色である』または『無色になる』をテキストに含むカード】
>>414 第67回お題【ルールテキストが40字以内】
>>528 第69回お題【手札にあるとき効果を発揮するカード】
>>616 第70回お題【色や基本土地タイプを記載しない色対策カード】
>>842 第71回お題【《メグノロス》のアシスト】
>>663 第72回お題【トラ】
>>935 第73回お題【今欲しいカード】
>>934 第75回お題【ハンド・アドバンテージを得られるカード】
概要は>>2 Pick結果は>>3 過去スレ一覧は>>4
(last edited: 2010/02/07(日) 20:41:55)
2009/10/27(火) 10:05:58
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はく
お待たせ致しました。それでは第66回のpick結果を発表したいと思います。
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【第66回お題 : 『―は無色である』または『無色になる』をテキストに含むカード】
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■【評価基準】■
今回の評価基準は『無色をどれほど活かしたデザイン・フレーバーであるか』です。 単に無色である・無色にするだけでなく、それをどのように活用できるか、そして 名前・テキスト・FTから見えるカード自身の趣向、それらに重きを置いて評価しました。
テキストに不備があり挙動が多少おかしくなる投稿についても、そこから意図する挙動が 汲み取れるのであれば、そのように拡大解釈した上でpickをしています。
今回は通常pickとさせて頂きました。
以下、受賞投稿の発表です。
◆【入賞】◆
>>159 M.S様 《アガディームの矛、アノイ》
故事では矛と盾は相拮抗する力として扱われていますが、この矛は最終兵器だけあって盾よりも幾分強力。余程恨みが溜まっていたのでしょうか。 フレーバー通り、その能力は当にアンチイオナ。素出しするには少し重めですが、黒単であればこれ以上無い救世主。普通に使える能力なのも○。 無色であるという点から、猛威を振るうイオナへの明確な対抗策として確立させたそのフレーバーを評しての入賞です。
>>167 名も無き者様 《無音無明の世界》
人間の本質的恐怖を衝いた、青黒好みのフレーバーです。撃たれたが最後、相手が生物であれば恐ろしさの余り、立ち竦む事しか出来ないでしょう。 純粋な1ターン分の遅延策としても、自分の攻撃を確実に通す策としても有用。マナ加速としては……ちょっと割りに合わないですかね。 相手次第では十分活用できる実用性と、見えぬ故の色覚の消滅という斬新なフレーバーを評しての入賞です。
>>168 miel様 《画布裂き》
「お前のその八方美人っぷりが気に入らんわ!」とコイツを《ギルド渡りの急使》に突っかからせる絵描きが勝手に脳内再生されました。 相手が華々しければ華々しいほど苛烈になる多色キラー。無残に引き裂かれた後には、例え命は残っていても、その絢爛さは微塵も残らない。 総じて強力かつ豪華な多色クリーチャーへのアンチとなるデザイン・フレーバーを評しての入賞です。
>>172 名も無き者様 《国境線》
どんな国境線かは甚だ不明ですが、ともかくその一線が各々の命運を別ち、互いの睨み合いの均衡を保っているのは違いありません。 自身が攻撃的なデッキであればあるほど有用。大抵のプロテクションを擦り抜けて攻撃に転じれるのは、赤や黒のビートでは特に効果的。 無色と有色の境界を別物に変化させた、その奇抜なデザインを評しての入賞です。
>>181 夢守猫様 《脱色装置》
無色にする、という事で数多く投稿があった「脱色系」のデザインの中で最もシンプルかつ分かり易いデザインです。名前もそのまま。 順当にマナ加速、プロテクション抜けに活用出来ます。しかし無色になるとはどうなるのでしょう。色の無い《極楽鳥》なんてただの鳥…? その単純明快さを評しての入賞です。……いやしかし、何ともシンプル過ぎてコメントが思い付きません。
●【準対象】●
>>201 名も無き者様 《蒼ざめた太陽》
「流石太陽は格が違った」と誰もに言わしめるであろう1枚。こんなのが出たら、本当に「蒼ざめた」月になってしまいます。 能力自体はかのマイコシンスによく似ています。誰彼なく無色にしてしまう辺りが、分け隔てなく万物を照らす太陽のイメージにピッタリ。 プロテクションの色まで無色にするのは要注目。マイコシンスとはまた違った形での、コンボデッキでの活躍が期待出来そうです。 無色といえば月、というイメージを覆しつつ、それに見合ったフレーバーと能力を体現した1枚、という事で準大賞とします。
>>203 名も無き者様 《月光灯》
シンプルイズベスト、といったところでしょうか。夜の闇に地味ながらも淡く美しく光る、かの玻璃瓶のようなフレーバーを連想させます。 これ1枚で安心のプロテクション、対抗色苛め対策を齎してくれるでしょう。この手の能力で重要な、どの色でも使えるカードというのも高評価。 その軽さ故、序盤から展開しておけばプロテクション持ちに良い圧力をかけれます。引っかかり易い黒コントロールなどには最適の1枚。 決して強すぎないデザインを維持しつつ、色対策として万能さと手軽さを見せた1枚、という事で準大賞とします。
★【大賞】★
>>208 名も無き者様 《彩色を喰う者》
とりあえず墓地のものなら何でも食べてやるぜ、といった風のルアゴイフ一家ですが、こいつはその中でも結構な異端児ではないかと察します。 場のものを食べ、その食べたものの特色を取り込むというのは斬新。タルモと同じく、限界値が定められるのは「彩色」主義者故のご愛嬌。 場にある色なら問答無用で食べてしまうので、デッキ構築の時点である程度の能力を見込む事が可能。相手によっては当然それ以上の働きも。 色マナを要求しないので、多色デッキの有力株としてだけでなく、クリーチャー主体の単色デッキでもプロテクション崩しとして使えます。 無色にするという行為を上手く自身に噛み合わせ、ルアゴイフの新しい可能性のフレーバーを垣間見せた1枚、ということで今回の大賞です。
●【特別賞】●
>>161 名も無き者様 《自由への飛翔》
その強烈な能力も然る事ながら、何よりネーミングセンスが秀逸です。厳密にはお題に沿っていないとかそんな野暮な事を言っちゃあいけません。 このカードのイラストは《ジャンプ》(M10)で決まりでしょう。FTの「俺は自由だ!」と組み合わせた瞬間から、ほら、笑いが止まない。 理想的な使い方としては、無限マナからのスタック往復ビンタが最高。自分の手の状態さえ注意すればこれ1枚で勝負も人生も決着するでしょう。 4マナで得られる「破格の効果」を評価しての特別賞です。Lilyさんは、嫌なRichard上司からの《Proposal》対策に是非いかがでしょうか。
>>189 LS.様 《我輩》
……前回といい今回といい、あれですか、これは私が猫好きなので最早猫を見たらとりあえず趣味Pickせざるを得ないのを知っての所業ですか。 まあともかく。日本人なら誰もが知るあの名作の主人公。テキスト冒頭の「我輩は無色である」の一文につい噴き出してしまったのは内緒です。 使うなら、やはり無色のまま《テレパシー》。ドローソースとして使えなくもないですが、青である以上手札を公開させるのは厳しいですかね。 まさか無色というお題でこいつが出てくるとは思わなかった……という事で特別賞です。いや、決して猫だからという理由ではないですよ? 本当に。
■【総評】■
御意見・御指摘は増刊号によろしくお願いします。
実はお題を出してから気付いた事なのですが、「あれ、このお題って弄る要素すごく少なくない?」 出てくるフレーバーといえば無色の代名詞たる《蒼ざめた月》《マイコシンスの格子》くらいなものだし、 無色にするって言われても、それ以上も以下もないもので。増刊号でも幾らか御指摘のあった通り、 今や防御円も消えたので現環境ではイオナ、血魔女や鹿対策といったところでしかない。なんと地味な……
しかし、そんな難しい状況の中でもこれだけ投稿して下さった方がいるというのは有難い事です。 無色という地味な存在の中にも幾許の可能性を感じる事が出来た、良いお題だったと思います。
あと余談として、評価に際して幾らか思った事を述べておきます。
投稿された作品は全て目を通し、1枚1枚のデザイン、フレーバーをしっかりと見定めています。 ですので、評価されていないから俺の作品は無視されているんじゃないか、といった事は一切ありません。 前回のような効果の見落としや勘違いも出来るだけしないよう、細心の注意を払っています。
評価基準を決めるときも、個人的趣向でのpickは特別賞という事で一貫して評価し、通常の評価には 偏見や好嫌を入れず、個々で評価した投稿作品を総合的に見て、受賞作品を定めているつもりです。
ただ、これはお題にしっかり沿っているし、バランス・フレーバーもあるのに評価されていない、 となると、結局そのフレーバーを感じて評価するしないはpickerの一存であるという事になり、 最終的にはpickerの趣味pickになるのではないか、と思われても文句は言えません。申し訳ない事です。
万人が納得出来るpickというのは恐らくありませんし、私もなるべくそのようなpickになるよう 心がけているつもりですが、どうしても幾らか評価が偏りがちになりかねない点はご容赦下さい。
当然私が間違っているという場合も多分にあります故、どう考えても、という場合は増刊号にて 御指摘を頂けたら幸いです。可能な限り対応致します。
これからも皆様の発想豊かで面白い投稿を期待してお待ちしています。
では、見事大賞となりました名も無き者様の御名前と御投稿作品は>>3に記させて頂きます。
以上、第66回のpick結果発表でした。
(last edited: 2009/12/07(月) 01:43:02)
2009/11/25(水) 00:48:15
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