[テーマ別]オリジナルカードを創ろう![Part13-17]...
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Hunter horse
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【無作為】全カードレビュー
今回のお題は「無作為」でした。
公式記事「分散性 その1」「分散性 その2」で語られた通り、無作為な効果は、低選択性-高分散性です。 これは教訓#8によると構築やドラフトから追い出されるべきとされているカードです。 実際、現在のMTGでは無作為に選ぶ効果は例外的な「ライブラリーの一番下に置く」を除いてほとんど使われていません。 端的に言うと、この効果はダメなのです。
ダメでなくすにはいくつか方法が考えられます。 ランダムでありながらも最終決定権はプレイヤーに置くことで「高選択性」にする方法、 いわゆる「下振れ」を排除することである程度均一な効果を得られるようにする方法、 ほかにも誰も考えたこともないような方法もきっとあるでしょう。 そのことに期待してのお題でもありました。
では見ていきましょう。
分散性 その1 https://mtg-jp.com/reading/mm/0033556/
分散性 その2 https://mtg-jp.com/reading/mm/0033861/
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>>375 様 《感染性変質症候群 》 ランダムに選んだクリーチャーを3/3に。3/3未満だけを使うことで継続的な強化能力として使えます。トークンが倍々で増えていくので+1/+1カウンターの数もすごいことになりそうです。
>>376 様 《運命のるつぼ》 無作為を作為に。今まで日の目を浴びなかったカードとのシナジーが見込めます。単体でもダメージと引き換えに繰り返し使える火力としてなかなか強力。
>>377 様 《悪鬼の曲芸師》 運良くマッドネスできればアド。任意なので手札のマッドネス率と相談しながら使えますね。2/2/1速攻で基本スペックが高いやり手です。
>>378 肉じゃが 様 《照準の拡散》 バーンいじめ。勝ち手段を対象を持つ火力や切削に頼ったデッキを完封できます。対象変更の常ですがハンデスにはあまり効かない。
>>379 様 《嘲るティボルト》 無作為を扱うPWといえばティボルトのイメージがありますね。[+1]は任意、[-1]は当たる確率が高い時だけ起動することができるので多少のコントロールが可能です。
>>380 様 《てんやわんや》 1ターンに何枚もカードを引いたり戦闘後にアンタップしたりまさにてんやわんや。抽選を1ターンに何度も行う手間がかかり、予定の立てづらさと相まってゲームが非常に長引きそうです。
>>381 マザー 様 《金属メーターモックス》 回復もできる金属モックス。ただし追放するカードは無作為でマナを出すたびにアドを失うなどマナアーティファクトとしては使い勝手にかなりの難があります。
>>382 ゴールキーパー 様 《神経衰弱》 カードタイプ当て。うまくいけば4枚のディスカード。最低でも無作為となった《ダブリエルの影忘》相当でなかなか強力です。
>>383 様 《気まぐれの契約》 契約期間はランダム。期待値的にはコントローラーが大幅な損をするカードで、運良く一番下のモードを回避し続けても得は大きくないですね。相手に押し付けてしまいましょうか。
>>384 様 《土地破壊のランダム化比較試験》 ランダムというか… >>187に続く土地破壊の現代復活案の提示ですね。1番目のモードは前回と同じ。増刊号ではテキストが長いという意見もありましたが、結魂と同程度の注釈文にまとまると私は考えています。2番目のモードはよりシンプルで強力な案。こちらも実現可能性が高そうですが、3マナで4つは「置きすぎ」かもしれません。3番目のモードはカウンターを用いずオーラにした方が良いでしょう。
>>385 Nishi 様 《蝿の神》 新たなゾンビ神。凄まじいスペックです。「壊れている」以外の感想が浮かんでこないですが…
>>386 様 《急な要請》のサイクル 無作為サイクル。いずれも1だと弱く3だと強いですね。比較的安定運用できそうなのは緑でしょうか。
>>387 様 《虹色の睡蓮》 1~5マナが出る《Black Lotus》のリメイク。確率が均等でなく5マナは出にくいですが最低でも《水蓮の花びら》程度の仕事はするので極めて強力と言えるでしょう。
>>388 様 《不幸撒き》 ランダム化した《陰謀団の先手ブレイズ》。増刊号で約1/2で敗北するとの指摘がありましたが、テキストに抜けがあると考えるのが自然でしょう。実際にこの能力で敗北することは少ないでしょうが、《伝承の収集者、タミヨウ》へのアンチ効果としては期待できますね。
>>389 様 《地底街の盗人》 ブロックされないと手札破壊。強力な組み合わせですが使えるのは1回きりです。早いタイミングで利確するか、それともダメージソースとして残すか、ほどよい悩ましさがあるカードです。
>>390 様 《邪念の結晶》 失われていく能力。逆転の発想ですね。アイデアは面白いと思いますが、しかし実用にはどうやっても至らない感がありますね…
>>391 様 《脳震盪》 無作為な対象変更。「変更」は元の対象以外を選ぶのでカウンターに対するカウンターとしては確定で働きます。《夏の帳》的に使えますね。
>>392 ESP 様 《半壊した古代の転送装置》 入れ替え装置。これ自体のコストが大きく、追放する手段も限られるので一撃で勝負が決まるようなカードを持ち込みたいところです。
>>393 様 《モーギスの狂宴》 介入サイクル小神編。どちらのモードも有効な場面がある程度限られるので外すと痛そうです。どちらが選ばれても追放が有効に働くというのは面白い着眼点。
>>394 様 《ゴブリンの雪合戦士/Goblin Snowball Fighter》 雪合戦の戦士。どこに当たってもおいしいデザインです。「雪合戦」という半ば冗談のような攻撃法と無作為性にゴブリンらしさを感じます。
>>395 様 《残虐な見世物》 文章に何らかの抜けがありますね。自分がクリーチャーをコントロールしていなければ確定で相手のクリーチャーを2体仕留められるカードということでしょうか。
>>396 八三五 様 《野放図な願い》 今までにない色の組み合わせの願い。願い効果を最も得意とする黒と精度よりも速さを優先する赤の合わせ技です。
>>397 様 《デクシオスの雷撃破》 解説の通り、クリーチャーを多くコントロールしているほどマナ効率も損をする可能性も高くなりますね。自軍は死亡時誘発を持つクリーチャーで固めると良いかもしれません。
>>398 様 《現実か虚構か》 0~5枚ドロー。土地は偶数なのでデッキ内のカードを奇数多めにするとバランスが良いですね。偶数で固めて運試しするのもまた良し。
>>399 様 《無作為な根本原理》 他の根本原理と比較してもかなりの効率を誇るカード。無作為とは言いつつも必ず誰かしらに被害が出るので「下振れしにくい」デザインです。
>>400 様 《ウルザのびっくり箱》 ランダム召喚。単独で勝利に直結する生物A、同じくB、同じくCを提示する形になるでしょう。
>>401 ねころぶいぬ 様 《目的外の発見》 ライブラリーをいじるたび誘発する《束の間の開口》。狙ったカードを唱えるのは難しいですがノーコストで1ターンに複数回の誘発が可能と極めて凶悪です。
>>402 様 《サイコロ屋のゴブリン》 投票を放棄するという第三の選択肢。強力なカードではないですがリミテッドなどでは予期せぬ事態を引き起こす盛り上げ役になってくれるでしょう。
>>403 善乱 様 《はずむ稲妻》 思った通りに飛ばない稲妻。複数体のタフネス1を対処する場合には有効ですが、タフネス2~3は除去できたりできなかったり。
>>404 様 《空振り》 万能なカウンター。ただし自身が選ばれる場合もあるので命中率は50%です。複数の誘発型能力相手では確率を高めることもできますが本命に当たらないことも。
>>406 様 《気まぐれな収監》のサイクル 3分の1。どれが選ばれても同じような結果を望める黒は安定的で使いやすそうです。クリーチャーに限らず使える白も使える頻度が高めでしょうか。
>>407 様 《未熟な詠唱》 格安のコピー呪文。「対戦相手1人を対象とする」をコピーすることで確実に的中させることができます。
>>408 様 《出たとこ将軍》 出たとこ勝負。土地・呪禁の組み合わせが強そうですね。クリーチャーデッキでは手札は維持しにくそうです。
>>409 様 《酒場の乱闘》 毎ターン勢いを増す喧嘩。経年カウンターの数に関わらずクリーチャーが2体いれば累加アップキープを支払うことができますが想定された挙動でない予感がします。
>>410 様 《射幸の呪い》 色々と改善された現代風《混沌の掌握》。赤同士の対決で特に効果を発揮しそうなカードです。
>>411 様 《ジグザグの稲妻》 超過による安定化。既存能力の未開拓領域を活用した形です。基本的には全体火力で、素撃ちはやけっぱちの一撃のみになりそうです。
>>412 様 《ファリカの褒賞》 敵軍に全体マイナス修整 or 自軍に全体プラス修整。互いにクリーチャーが並んでいる状況ならどちらもおいしいですね。
>>413 様 《狂乱纏いのボガート》 4マナも安くなった《混沌の掌握》。戦闘用のクリーチャーとしては平均以下でブロッカーを用意されるとすぐに死んでしまうというバランスが面白いと思います。
>>414 subaruizu 様 《責め苦試し/Torment Taster》 ハンデスと《拷問台》を兼ねた自己完結クリーチャー。自分の手札の方が先に減るので除去には要注意です。
>>415 様 《戦場の混乱》 余剰ダメージがなくなるまで。自分がノンクリーチャーで相手がアグロなら2~3体は持っていけるでしょう。1マナでは強すぎるかも。
>>416 様 《いたずら力線》 よりカオス度が増した《混沌の掌握》。「読み替えて」「すべてのプレイヤーが望んだとき」などの言い回しがファジーで銀枠チックですね。良い味が出ています。
>>417 様 《遮二無二な破滅願望者》 シンプルなハイスペックハイリターン。マッドネス多めにするなどしてデメリットを軽減したいですね。
>>418 ワニの握り 様 《鮮やかな未来》 毎ターン何かを2倍に。開始フェイズが最も嬉しく、メインフェイズと最終フェイズは有効に働くことが少なそうです。戦闘フェイズは警戒持ちやアンタップ手段次第。
>>419 様 《黒の古代の三つの祝福》 過去の高出力な3枚のカードの合体呪文。《空虚自身》が出る確率は3分の1で、出たとしても《暗黒の儀式》と《吸血の教示者》は問題なく行えるのでデメリットは実は重くなさそうです。
>>420 様 《千鳥足の行進》 攻撃強制。《夜毎の狩りの呪い》と比較すると少しささやかな効果になりましたが戦闘にランダム要素が入るのは面白さに繋がる可能性が大きいと思います。
>>421 様 《運命の猶予》 不完全な追加ターン。アンタップがなくなれば《瞬間の味わい》相当。戦闘はなくなっても問題ないことが多いでしょう。メインフェイズは2つ飛ばす必要があるような気がします。
>>422 様 《気移りなドッペルゲンガー》 無作為クローン。狙いが定まらない欠点と何度でも変身し直しができる利点が混在している面白いデザインです。
>>423 わど 様 《狂気/Dementia》 軽量ハンデス。1~3番目に落としたいカードが捨てられます。序盤に使える無作為のハンデスは最近めっきり見なくなりましたがこの方法であれば復活できそうです。
>>424 様 《クラークの処刑台》 確率操作。今回の投稿作の多くとシナジーを持っています。《クラークの親指》と比較して1発勝負に強いデザインです。
>>425 様 《煙幕》 3ターンの間の煙幕。対象のランダム決めを赤でなく緑に持たせた形です。赤ほど場当たり的でないので本人には当たらないことや自然現象を利用するため時間経過で消えてしまうことなど表現が深いですね。
>>426 様 《気まぐれな牢獄》 毎ターンリアニメイト。戦場に出たときの能力を持ったクリーチャーなどで固めてデッキを組むことである程度の作為化を図ると良いでしょう。
>>427 様 《精神焦がし》 無作為ハンデス&カード当て。当てられなくても《泥棒ネズミ》より強めで極めて優秀です。
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戦闘実験体 (緑)(青) クリーチャー ― センザンコウ・ミュータント あなたのアップキープの開始時に、戦闘実験体の上に+1/+1カウンターを1個置く。 戦闘実験体がブロックするかブロックされた状態になるたび、それの上に+1/+1カウンターが置かれている場合、1からXまでの数を1つ無作為に選び、+Y/-Yか-Y/+Yかを無作為に選ぶ。ターン終了時まで、戦闘実験体は選ばれた値の修整を受け、呪禁を得る。Xは、戦闘実験体の上に置かれている+1/+1カウンターの数に等しく、Yは無作為に選ばれた数に等しい。 1/1
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(last edited: 2020/06/12(金) 19:58:07)
2020/06/08(月) 01:42:04
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