【オリエキ作成】清純なるミラディン 2スレ目...
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名も無き者
ルールチェック遅くなりました。
>破片爆風
>「〜はアーティファクトでない各クリーチャーとそれらのコントローラーに2点のダメージを与える。」
お互いにアーティファクトでないクリーチャーを3体ずつコントロールしていたとして、結局プレイヤーには何点のダメージが入るんでしょうか? 2点ずつですか? それとも6点ずつ? 英語では、「各/each」と単数で書いたら「それらの/their」と複数で受けることはありません。 それでちょっと分かり難くなっているように思います。 複数のオブジェクトにダメージを与えるときは、 each を使って単数で書くお約束なので、この能力は
破片爆風 deals two damage to each nonartifact creature and two damage to each player for each nonartifact creature he or she controls.
かまたは
破片爆風 deals two damage to each nonartifact creature and two damage to each player who controls a nonartifact creature.
という書き方になるのではないかと思います。 前者なら6点ずつですし、後者なら2点ずつ。 すると、
「破片爆風はアーティファクトでない各クリーチャーに2点のダメージを、各プレイヤーにそのコントロールしているアーティファクトでないクリーチャー1体につき2点のダメージを与える。」
かまたは
「破片爆風はアーティファクトでない各クリーチャーに2点のダメージを、アーティファクトでないクリーチャーをコントロールしている各プレイヤーに2点のダメージを与える。」
となります。
>清純なる意思の目覚め
こちらは問題ではないですが、テンプレートを外しているためにちょっと分かり難くなっているので説明を。
>クリーチャーでない清純なパーマネント1つを対象とする。それは5/5のエレメンタル・クリーチャーになる。それが土地である場合、それは土地でもあり続ける。
「それが土地である場合、それは土地でもある/It's still a land if it's a land.」ですね。 能力は、書いてある順番に処理していきます。 だから、クリーチャーになったのに土地でもあることはあり得ないから、「それが土地である場合」は意味が無い、かというとそうじゃないです。 「It's still a land.」は、「クリーチャーになる」を説明している文であって、「クリーチャーになる」に続いて発揮される効果ではないからです。
>聖なる閃光
これも問題ではない(むしろその逆)ですが、コメントしたいことが一つ。
>攻撃クリーチャー1体を対象とする。このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。 >〜を唱えるために清純マナが支払われていた場合、〜はそれにあなたがコントロールする清純なるパーマネントの数に等しいダメージを与える。
これは過去にひと悶着あった種類の能力です。 現在の Oracle のテンプレートに従うと、このカードはこう表記されます。
Prevent all combat damage that would be dealt this turn. 聖なる閃光 deals one damage for each pure permanent you control to target attacking creature if pure mana was spent to cast it.
(最後の文は、「if」以下を先に書く書き方をしているカードもあります。)
この呪文は、清純マナを支払わなかったときでも対象を必要としますが、 Oracle 表記ではそのことが分かり難いのです。 《侵入の追い返し/Repel Intruders》や《腐敗する渇き/Cankerous Thirst》のときにこれが議論になりました。 (コピーされた《腐敗する渇き》も対象を2回選ぶし、その両方が不適正にならない限り打ち消されない。) これには伏線がありまして、例えば《金切り声の混種/Shrieking Grotesque》の戦場に出たときの能力は、黒マナが支払われていない限り誘発せず、従って対象を選ぶこともありません(if節のルールだから)。 表記は近いのに挙動が異なるのが分かり難いようです。
一方、「聖なる閃光」は、そのときの議論を踏まえてか、「攻撃クリーチャー1体を対象とする。」を先出ししているので、分かりやすい記述になっています。 良く考えられていますね。
2013/03/08(金) 04:58:19
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