青白コン
75 : |
|
Akatuki
また返信させていただきます。 今回も長文となってしまいましたが、何分ご理解の程よろしくお願いします。
はじめに《ジェイス・ベレレン》と《熟考漂い》の考察に関してですが、 この件に関しましては自分の意見は一通り>>37で書きましたので個人レスを除き、自分からのコメントは控えさせていただきます。
さて、新しく議論になっている事柄がいくつかあるようですので、そこから少し書かせていただきます。
>《質素な命令》や《軍部政変》といった全体除去の追加に関して 是非入れたほうが良いと思います。 色や構成こそ違いますが、現行のスタンダードにあるコントロールの代表格であるクイックントースト。 枚数の差はありますが、ほとんどのデッキにおいて全体除去を2種類以上とっています。 この理由は、メタによる使い分けがあったりする為だったりするのですが、 純粋に全体除去カードの枚数を増やす必要があるというのも理由のひとつです。 現環境には、再展開が容易な白系トークンが数種類いる為、全体除去1枚では巻き返せないことが珍しくないのです。 スロット的には追加で《質素な命令》か《軍部政変》のどちらかをメタに合わせて2枚程度投入するといいと思います。 スレ主さんのメタですと《清浄な名誉》というエンチャントが強力なデッキがありますので、 まとめて破壊できる《質素な命令》をオススメします。 ちなみにメタにはありませんが、このカードは最近流行ってきている《蔵の開放》を使ったコンボデッキや 《吠えたける鉱山》からブーストするターボフォグにも有効なので、相性的に厳しいこれらのデッキへの牽制としても役に立つはずです。 さらに蛇足かもしれませんが、《軍部政変》に関して追記しますと、このカードは「白単で使える根本原理」です。 これは自分の尊敬する某プロプレイヤーの受け売りなのですが、《残酷な根本原理》並みにアドバンテージを得られるからだそうです。 こちらのカードも強力ですので、もし中速ビートダウンが流行るようでしたら使ってみるといいかもしれません。 上のレスでこのカードが重いと評価されておりますが、このカードはあくまで「2回目以降の全体除去」ですので 当然1回目としてプレイするには遅すぎます。 初手に来ると困る類のカードではありますので、そういった意味でも《残酷な根本原理》と考えてゲームメイクしましょう。 スペースに関してですが、噛み合わないと腐る可能性がある《本質の散乱》と、 コントロールにしてはフィニッシャー過多になっていますので《悪斬の天使》を それぞれ1枚ずつ減らして2枚投入すると綺麗だと思います。
>《熟考漂い》のほかに追加すべきドローソースに関して 《思考の泉》は単体のカードパワーは高く、以前はトーストで採用されたこともありますが、 このデッキでは単体で一気に捲くれるカードというものがトーストに比べて少なく、 特定の1枚のカードを打ち消しもらすと致命的になる可能性があるので、《思考の泉》を使うのにあまり使うのには向いてはいません。 具体的には《残酷な根本原理》や《蔵の開放》、各種PWなどです。 このタイプのコントロールでは《熟考漂い》のようにドローしつつ、他のアクションを取れるものが良いと思います。 この条件に当てはまるカードは意外と少なく、使用に耐えるのは《洞察の王笏》《思案》《ジェイス・ベレレン》辺りでしょう。 《洞察の王笏》は如何せん起動が重過ぎますので、現実的ではありません。 《思案》か《ジェイス・ベレレン》でしたらどちらも方向性は違うものの汎用性がありますので、2から3枚程度採用して良いと思います。 前者の《思案》はデッキの潤滑油になります。 特に4ターン目にプレイすると3マナ以下のカードで最も欲しいカードにアクセスしやすくなる為、その後の方針を決めやすく且つ色々なカードをケアできるグッドカードです。 ちなみに、キープ基準を緩める効果もありますので1枚引く分には困らないでしょう。 ただ、後半に複数枚引いたりすると役に立たなかったり、手札の枚数を増やしたいのに増やせ無かったりと 恐ろしく弱いタイミングも多少はありますので、気をつけましょう。 スペースは、《思考の泉》と、除去としては動きがもっさりしてしまう《忘却の輪》を1から2枚でしょうか。 《忘却の輪》は汎用性こそありますが、マナ喰い虫で細かく動きたい序盤に2アクション目が出来なくしてしまい 2枚以上手札に来てしまうと使いきれず手札に残ってしまうことがあるので3枚以上は入れないほうがデッキがスムーズに回ります。
ここからは個別のレスを返したいと思います。
>>38さん >同時にコントロールである以上土地も多い。土地が多ければそれだけカードパワーの期待値も下がるだろう。 コントロールにおいて土地はある意味最優先で調達しなければならないカードのひとつではないでしょうか? 私個人としては《ジェイス・ベレレン》で土地を引けると、かなり良いドローだと思っています。 全体除去を引いて土地が1ターン詰まるより、全体除去が引けずとも土地を引けた方が、後々の展望が開けますから。 こちらのドローが土地で、相手が《黄金のたてがみのアジャニ》とかだと損しているような気がしますが この土地のお陰でプレイの幅が大きく広がるのであれば、それは《黄金のたてがみのアジャニ》より強いカードではありませんか?
>例にあげてくれた《運命の大立者》のボードも、《熟考漂い》なら同等以上の効果を挙げてくれると思う(ジェイスも《幽体の行列》プレイの次のターンまでは生きて2ドローまで耐えることを前提として考えた)。 これは前提からNOです。 PWを2ターンで殺させる動きを自らするのはプレイングミスでしょう。 PWが長い間生き残ればアドバンテージはより大きく取れるのですから、 PWが出来るだけ生き残せるように動き、そのアドバンテージを主軸にゲームメイクする必要があります。 土地以外にプレイできるカードがある限り、かならずどこかの面でPWのアドバンテージを生かせる部分があるはずです。 これにはパターンがありすぎますので、個別のパターンを用意していただければ返信いたしますが、今回は省略させていただきます。
>というか4/4のキスキンを落とせる単体除去はまず引ける、という発想も疑問を感じる。青白コンを前提として、そういうカードは《流刑への道》か再び3マナ倒す必要がある《忘却の輪》だろうか。 除去できるかどうかは別として、《運命の大立者》をいなせるカードは《流刑への道》《忘却の輪》《羽毛覆い》《謎めいた命令》をあわせると現時点のレシピで合計4種類15枚もあります。 これをオープニングハンドから通常ドローを含めて、これらのいずれも引かない確率というのは極めて低く、 実戦を考える上で無視してよいように思われます。 それぞれのカードによってプレイングは変わりますが、PWを生き残らせつつ「3ターン目に4/4になった《運命の大立者》を捌く方法」は4種類全てにあります。 これも場合分けがたくさん必要なので省略します。
>>41さん >ジェイスを3マナの《聖なる日》として使って、それでも勝てるのは完璧な手札・引きの時だけだよ。 >>37に書いたとおり、自分はそのような使い方は推奨していません。そのときは《熟考漂い》を優先してください。
>それはテンポアドバンテージって言わない。《不屈の自然》だってライフもアドバンテージも減らさずにランドが置けるけど? 自分の言ったテンポ・アドバンテージは>>42-43で書かれている通りです。 >>37でも自分の意味するところの「テンポ・アドバンテージ」の定義は書いてありますので その定義を根底から覆されては、残念ながら議論になりません。
>・その仮定だとハンドアド取れてないし、テンポも取れてない。 ハンドアドという言葉が「純粋に手札の枚数を増やすこと」を意味するなら、確かにハンドアドは取れていませんね。 ではキャントリップ呪文はハンドアドを得ていないのでしょうか? 「相手にドローさせてるから・・・」という理由に関しての自分の意見は>>37で上げている通りです。
>・やってることはソーサリー《蘇生の妙薬》に過ぎない 上でも書いている通り、どうしてもそうなってしまう状況であれば《熟考漂い》を使ってください。
>>57さん >そもそも3T目にジェイスをプレイする必要はないんじゃね? 仰るとおりです。 先手3ターン目にカウンターや《羽毛覆い》がある場合、それらを構えたほうがリアクティブに動けて盤面を支配しやすいので。 ただ、前提として「3ターン目に《熟考漂い》か《ジェイス・ベレレン》をプレイするとしたら」というものがありましたので、このような議論になりました。
>>58さん >一般論で言ってる? あんたコントロール使ったことある? 羽毛はいいとしてカウンター構える方が強いと断言できるのはおかしい。 あくまで“基本的には”カウンター構えたほうが強いですよ。 序盤のクロックを潰せればそれだけビートダウンは追加でクロックを展開をしなくてはなりませんから手札を消耗します。 手札を消耗した上で全体除去を打てば効果が大きくなるのは御存知の通りです。
>>60パノカ当さん >ざっと読んでみて気になったんですが「お互い1ドロー」ってどの程度得なんでしょうか? 自分は「枚数は同じだから損得なし。序盤は土地少ないからウィニーとか若干有利、中盤はマナ余裕あるからコントロール若干有利」 あとは元々それを当てにしてデッキ組める点が若干有利、くらいにしか思わないんですが、相手が引くことより自分のドローを重視すべきなんですか? ターボフォグとかと違ってこのデッキだと相手の1ドローを軽視できないからそんなに得ではないと思ったんですが。 なんだか場違いな素人意見ですみません。 「お互い1ドロー」は大体の場合、PWを生かすために使います。 ですので瞬間的なアドバンテージは稼げませんが、PWを生かせば生かすほど、ターンを増すごとにアドバンテージの差は確実に開いていきます。 コントロールだとアドバンテージとカードパワーの差を使って前半の逆転をするのが1つの勝ち筋となります。 つまり、要約するとPWの「お互い1ドロー」は逆転への布石なのです。
本当に長くなってしまいましたが、以上が自分の意見です。
2009/08/13(木) 04:07:46
|
|