オベリスク・ドメイン・デッキ【診断お願いします。】...
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名も無き者
コントロールがビートダウンと対戦した場合、(典型的には、)負けるのは自分のライフが0になったときですが、勝つのは相手のライフを0にしたときではなく、コントロールを確立したときです。 このデッキで言えば、《アラーラのオベリスク》を出して、相手のトップが何であれそれに対応できる状況になったときですね。 ビートダウン・メタのコントロール・デッキが取るべき戦略は、そういう状況に早く到達することであって、相手のライフを早く0にすることではないんです。 そういう意味で、《不屈の自然》と《護民官の道探し》ではどちらを採用すべきかは明らかですよね。 どうしても1回チャンプ・ブロックできることがすごく重要なのだとしても、せめて《彼方地のエルフ》でしょう。
それでも《護民官の道探し》の方が良く見えてしまうのは何故かというと、実戦では必ずしもビートダウンとしか当たらないわけではない、ということの他に、近頃のビートダウンはそう単純かつ素直なビートダウンではない、ということがあります。 例えばGAPPOであれば、やれコントロールを確立したわ、と思ったところに《目覚ましヒバリ》トップで、それを除去したら墓地から《イーオスのレインジャー》と《包囲攻撃の司令官》がこんにちわ、なんてこともありますよね。 殴りつつアドバンテージを取ってくるビートダウンに対しては、こちらもコントロールしつつもなるべく速やかに相手のライフを0にしたい、という感覚を持ってしまうのも(最初は)仕方のないところです。 でもそれでデッキが強くなっているわけではないことには注意すべきです。 それは、このデッキのコンセプトである《アラーラのオベリスク》ではコントロールできない穴があるということであり、その穴を塞ぐために、コントロールの確立という最も重要な点を疎かにしていいわけじゃないのです。 それでは本末転倒です。 GAPPOにヒバリをトップされて負けちゃうんであれば、《不屈の自然》を《護民官の道探し》に変えるんじゃなくて、《大祖始の遺産》やら《フェアリーの忌み者》やら《太陽と月の輪》やらを入れましょうっていうことです。 そういうやり方は「対症療法的」でイヤかもしれませんが、元々のデッキ・コンセプトがそれを要求しているのだから仕方ないと考えるべきです。 最初から穴の少ないコンセプトを選んでいれば必要のないことでも、このデッキには必要なんです。 そうでないと、デッキのピントがボケてしまって、勝てる相手にも勝てなくなっていきますよ。
2009/04/24(金) 14:42:29
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