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lonthurl
時間となりましたので、第8回お題:【多色の鳥】の 投稿を締め切らせて頂きます。
pick結果発表は、第9回締切・第10回出題と同時に行…うかどうかは、 thinkthink様からのありがたいお話を頂いていることもありますので、ちょっと置いておきます。
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第7回お題:【1つのパーマネントにキーワード能力を与えるか失わせるカード】pick結果発表
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お待たせしました…。pick結果発表です。
【pick】 >at 様 《稲妻の外套》 >>346 1マナ瞬速で先制攻撃、速攻、+2/+0修整の大サービス。 《加速》に涙目でこちらを見つめられそうなカードパワー…ですが、 下手をすると2点ダメージに乗じて相手からも火力が飛んできて、除去を手伝っただけなんてことも。 もちろんこのダメージに耐えるクリーチャーに先制攻撃と+2/+0がつけば、事が有利に運ぶでしょう。 序盤から使っていくのは難しいですが、場合によっては《ショック》の代用もできるのがポイント。 対象がクリーチャーに限られるので、とりあえずマナクリーチャーを焼いておくのもいいでしょう。 …しかし、これは1ターン目限定の話。対応して《巨大化》を撃たれると涙が止まらなくなります。 1マナオーバーパワーとギャンブル性からくる、撃ちどころの難しさでバランスが取れている一枚。
>thinkthink 様 《Enryo, the Humbler / 謙遜するもの、円侶》 >>373 円侶のネーミングに技あり。漢字の字面もそれらしくて美しいです。 昔の《魔術師の女王》のような感じですが、伝説性と神様であること、さらに時代による修整で1/2に。 これが立っているだけで、誰とでも常に相討ちが取れるため、相手は攻撃を遠慮することになるでしょう。 魂力は、本来の能力の劣化版に収まりがちで、サイクリング風にしぶしぶ使うものですが、これは逆に、 全体に打ち消されづらい《お粗末》が撃てるので強力。全体強化の影響下で相手の攻撃に対応して使うと、 誰が相手でも一方的に勝てます。また、能力を全て失うので、トランプル持ちを強化されたのに対応して使うと、 トランプルダメージを受けずに済みつつ、場合によっては相討ち。遠慮しない相手の攻撃には、容赦しない神様です。 以上、その頃にはまだ生まれてない狼のコメントでした。
>善乱 様 《再構築》 >>383 対象のエンチャントやアーティファクトに限り…プレイしてもよい?…とっても不思議なテキスト。 …と思ったらFTでしっかりその説明が。なるほど、場に出る前に時間を巻き戻してしまおう…と。 単体除去に対応して撃てば、次にプレイするコストこそかかりますが、破壊を免れることができます。 それなら今回のお題に沿って、待機を与えてゲームから取り除くとともに、 ゲーム外領域に移動した時に時間カウンターを取り除く能力を一緒に与えてもよいのですが、 コレは通常のプレイができるので、敢えて除去に対応するのではなく積極的に使っていき、 《激浪の複製機》や《虚空の杯》のXをその場に応じて再度指定する…という使い方もできます。 それなら《拭い捨て》して撃ち直してもよいのですが、コレではつけられる瞬速がつけられないので、 特に相手のターンに《拭い捨て》すると、《虚空の杯》の場合、次のターンに再びプレイするまでに、 それまで相手の手札で腐っていた、指定されていたXのマナコストの呪文が、ここぞとばかりに飛んできます。 また、プレイするときに刹那もつかないので、《虚空の杯》をもう一度無事に出せるとも限りません。 本家のカードをどうにかかわしながら、このカードならではの特徴を持たせてあります。 今回のお題を逆手にとった、凄まじいひねくれ具合に負けました。
>Hunter horse 様 《擬態の終わり》 >>386 なるほど。現代人のための《メタモルフォーゼ》。 《メタモルフォーゼ》との大きな違いは、ライブラリーから好きなクリーチャーを出せること。 もともと変形もソーサリータイミングなのであまり悪いことはできませんが、 たとえば《復讐に燃えた扇動者》を《豪腕のブライオン》で投げて、パンプアップが2度おいしいデッキ。 どちらも強力なブロッカー《不屈の古樹》の変形で出せ、奇遇なことに速攻付加もできるので、 ローウィンブロックでは融通が利かない、色の違いを度外視してでも入れておきたいカード。 また、pig能力持ちを能動的に誘発させることができ、さらにcip能力持ちを持ってくることができればとっても便利。 …それにしても変形を得る理由が完全な擬態とは。擬態の本家、コピークリーチャーもビックリ。 後のセットで実際にこの手のカードを出すなら、相当な調整が必要なことを予感させるカードです。
【準大賞】 >deathblank 様 《早刀のグレッドソン》 >>354 ローウィンでクローズアップされた、キスキンだけに二段攻撃を与えるカード。 どうせパワーが低いのに…なんて言わないように。《皺だらけの主》や補強があれば、結構バカにできません。 自身にもつけられるので、無理にキスキンデッキ前提で考える必要もありません。さすが伝説。 FTにもあるとおり、コイツの二段攻撃の一撃目は、あまりにも速すぎて見えません。 相手クリーチャーの立場(相手プレイヤーではありません)で考えると、 ブロックする時点では普通のクリーチャーだったのに、いざ殴りあおうとしたその前に、 ブロック時には無かったはずの「見えない一撃目」が飛んでくるようなイメージ。 二段攻撃を与えるタイミングを限定していることで、婉曲的に尋常でない速さがうまく表現されています。
>肉じゃが 様 《血脈の発露》 >>381 接死と《センギアの吸血鬼》の能力を抱き合わせ販売。 どちらも単体では地味な能力ですが、一緒にすると若干使い勝手がアップ。 接死を有効に使うには、クリーチャーの大きさで負けている場合に軽減手段が要りますが、 1度必要になったが最後、その先何度でも必要になります。そのたびに《暗黒》を使うわけにも…。 そこに吸血鬼の能力が加わると、これがついているクリーチャーが大きくなるため、 マイナス修整を与えるカードも併用すると、早いうちに軽減手段が必要なくなるので実用的になります。 吸血鬼になる能力は、部族デッキにはデメリットでもあり、《仕組まれた疫病》から逃れられる手段でもあり。 カード名のおどろおどろしさを説明する、重要なアクセントにもなっています。
【大賞】 >トロII世 様 《虚像》 >>361 実存を与えても何も与えないのと同じですが、もちろんこれは「ターン終了時に生け贄に捧げる」の犯行予告。 瞬速持ちは、場に残るだけで何かしらのアドバンテージが得られるので、 (cip能力やコンバットトリックでカード1枚分の仕事をした上で、1枚のカードとして場に残るため) コレを使うと瞬速持ちが単なるインスタントに成り下がり、ちょうどアドバンテージの差がゼロになります。 ひどいことをしているようで、実は妥当なところだったりします。 どことなくキッカー対策の《アーテイの計略》にも似た雰囲気が感じられ、 生け贄に捧げさせる様子は、名文句「それだけ?」(インスタントとしての効果だけ?)をも思い起こさせます。
《青霊破》が無い現在、青がパーマネントを破壊する理由づけは難しいところですが、 いわば正規に出てきていないパーマネントを「虚像」として、青だから(アーテイだから?)こそ それを見抜けるという、絶妙な理由づけがしてある点が非常に面白いカードです。
大賞の トロII世 様は、本当に実存だけを与えて、TOPに飾らせて頂きます。 おめでとうございます。
(last edited: 2008/02/04(月) 09:53:20)
2008/01/26(土) 00:58:38
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