【オリエキ作成】清純なるミラディン
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>>139-141 141の言う通り戯言だと思って聞き流してもらってもいいと思います。下の文章を修正せず要点まとめて書いておきます ・キーワードがエキスパンション内でどれだけ存在するかを考慮すること ・能力が毎ターン誘発するものやカウンターなどを使うものはそれ自体が煩雑なので慎重に考えること ・能力がルール破壊になることはあまり好ましくないこと ・シンプルなものはオリカらしくなくても必要であれば収録したほうが良いということ
今まで作って成功させてきてここ工夫したから良かったというわけじゃなく、どちらかと言うとほとんどオリエキとしては失敗してます。その中で失敗経験の反省点が参考になればという程度のものです。「そんなん言われんでもわかっとるわ」的なことも書いてますしもちろん絶対的に正しいこと言ってるわけでもないのでいくらでも批判してもらっていいと思います。
--------------- 過去にオリエキ作った経験者としてスレ主さんにいくつかアドバイスを。 上から目線で余計なお世話かもしれないので聞き流してもらっても良いと思います。あくまで一意見です。
・キーワードは能力の他に、エキスパンション内でどれだけそれを持つカードがあるかというのは重要です。エキスパンションのメイン・テーマになっているようなものだと、だいたい全体の5%~最大でも20%ぐらい。枚数にして、小型だと数枚~20枚程度。なので、決定する前にしろ後にしろどの程度収録するかは決めておいたほうが良いです。
・能力が毎ターン誘発するものやカウンターなどを使うものは慎重に考えたほうが良いです。理由はゲームが煩雑になるのを防ぐ為。少なくとも感染というキーワードで-1/-1カウンターを使っている以上、例えば《「感染を無力化する」という方向性でない能力で、カウンターを用いる》能力である場合、-1/-1カウンターとその能力のカウンターが共存することになり非常にややこしいです。また、能力を持つカードはおそらくコモンにも存在すると思うので、複雑な(あるいは直感的に理解しにくい)能力である場合、そんなカードがコモンにうじゃうじゃあるということも面倒くさいことになります。
>無視してOKです。個人的には「ルール破りカード」みたいなものだと思っています。例えば、毒の定義に「毒カウンターは取り除けない」とあって、今回のキーワードでは「そのルールを無視する」とするイメージです。 ・ルール破りカードというレベルまで達するのは一テーマのキーワードとしては危険ではないかと思います。ルール破壊の度合いにもよりますが、少なからず感染というブロック全体のテーマがあるので、他の方も言われてたようにそれを根本的に潰してしまうようなものはまずいと思います。ミラディンの傷跡ブロックとして作るわけなので、これを破るのは慎重になるべきです。(個人的には、クリーチャーはともかくプレイヤーの毒カウンターを取り除く能力は反対です。現状カーンの奥義ぐらいでしか取り除けない非常に稀な能力にもかかわらずそれが一テーマとして何枚も登場するのはバランスが崩れているようにしか思えません。)
また、これより下はメインテーマのキーワードとは別件です。
・私自身がオリエキを作る時は、ミラディンピュアのような本家をベースにしたようなものでなくても、基本的に本家をかなり参考にして作ります。例えば、各レアリティごとのカードタイプの枚数とか色拘束なんかはある程度テンプレ的な割合があるのでそれをベースにしています。今後スレを進めていく上で参考にして頂ければ。ここでいうものだと、クリーチャー:インスタント:ソーサリー:エンチャントは、 コモン クリ:イン:ソー:エン=5:3:1:1 アンコ クリ:イン:ソー:エン=6:1:2:1 レア クリ:イン:ソー:エン=6:0.5:1.5:2 (例えばコモンのインスタントが多いのは、リミテッドのコンバットトリックなどゲームを面白くさせる為にある程度数が多いということや、ソーサリーが高いレアリティで多いのは、インスタントに比べプレイに制限があるぶんカードパワーが高いことが反映されているといった理由があります。また、この比率はエキスパンションや色によって多少ばらつきますのでおよそこのぐらいだというだけの話です。) ダブルシンボル以上のカードは、だいたい各色15~高くて30%程度です。ミラディンピュアだとアーティファクトエキスパンションなのでもう少し高く設定しても大丈夫かも。(ほとんどないですが、アンコモン以下のレアリティでトリプルシンボル以上は避けたほうがいいです。長いマジックにおいてもアンコモン以下のトリプルシンボル以上は数えるほどしかないですしコモンに至ってはイニストラードの《赤子捕らえ》以外に覚えがないです。)
・レアリティが低いカードは、カードパワーが低いだけでなくシンプルさが必要です。上に書いたことと被りますが、コモンカードはリミテッドの要になるので、オリカだからといって独創的なものを求めすぎるとエキスパンションとしてのバランスが崩れます。 想定されているとは思いますが、同型再販レベルのものでも必要であれば収録すべきです。例えばラヴニカへの回帰における《太陽塔のグリフィン》はリミテッドのアゾリウスにおけるメインアタッカーとして重要なカードです。また一方でイニストラードにも《礼拝堂の霊》というタイプ違いの同型がいます。こっちは2/3飛行というスペックは《太陽塔のグリフィン》の時に比べ環境的にそこまで強力ではないですが《礼拝堂の霊》はスピリットというイニストラードにおいて重要なタイプを持っています。
他にも色々ありますが、かなり長くなってしまったのでここまでにしておきたいと思います。すでに分かっていることなどおせっかいになることを書いてしまったかもしれませんが良いオリエキを作る為になればと思います。 またここに上げているアドバイスは私の経験における反省点がふんだんに入っています。過去6つのエキスパンションを完成させ、そのうち5つで印刷までして実際にドラフトしました。その時のプレイヤーの意見などを拾ってどんどん次に繋げていっています。実際にゲームすることまで想定されて作っておられると思うので、カード単体でのデザインの良し悪しに加え、それがミラディンの傷跡ブロックの一エキスパンションの中の、あるレアリティのカードという立ち位置まで考慮したほうが良いと思います。これは非常に難しい判断になってきますし一度完成してゲームしてからでないと分からなかったバランスとかもあります。 あと最後に、スレが荒れてしまうなどの可能性もあるので『基本的に議論はしない』というスタンスは賛成ですが、おそらくWoCの開発チームはふんだんに議論して製品化するところまでいっているので、議論でないにしてもそれに近い場(例えば投票をやるとか。具体的な方法論は分かりませんが)を作ったほうが良いとおもいます。最初に塾講師さんが塾講師さん主導で作りますというスタンスで名言してますしおそらくそれにある程度賛同してくれた人が参加していると思うので、多少強引なやり方になっても賛同してもらえると思います。
(last edited: 2012/12/07(金) 09:39:43)
2012/12/07(金) 07:46:51
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