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2024/12/26(木) 04:10:50

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【ラヴニカへの次なる来訪】全カードレビューです。

ラヴニカ・ブロックはMTGにおいて最も大きな変革の1つを行いました。
それは友好色は多く扱い、対抗色は少なく扱うという格差の撤廃です。
10の2色の組み合わせを平等に扱ったことは大成功で後の多くのセットに引き継がれました。
変革に至った経緯については公式記事「都のおこり」に詳しいのでよかったら読んでみてください。

事前からある程度予想はしていましたが、今回投稿作のギルド数には大幅な差がありました。
このスレで人気のギルドは7作の投稿があったイゼットのようです。
一方でオルゾフは単体ではゼロ、3色カードでは1枚のみとなり残念な結果となりました。

伝説のクリーチャーや各ギルドの新しいメカニズムの投稿が多いことは予想していましたが
ギルドの枠組みを超えた新メカニズムも多々見られましたね。
では見ていきましょう。

>>952《秩序の先導者》のサイクル
2色推奨メカニズム。レアのサイクルのイメージですね。アンコモン以下は自己強化になるでしょうか。

>>953《試作型メーレク》
限定的な衝動的ドロー。コピー能力の方は自身でめくったカードだけでなく再活などにも使えます。

>>954《虚無への供物》を始めとする狂乱メカニズム
ラクドスのメカニズム。特徴付けにもなるデメリット能力を3択中の1択に絞ることで緩和。読み替えして成立する能力をこれだけ作れることを示した点も見事。しかしコモンのデザインが難しそうですね。

>>955《発芽の管理者》
混成カード。小さな効果の積み重ねや全体的な広がりはまさしくゴルガリ的ですね。巧みな一作。

>>956《次元渡りの書庫》
紹介文がすごいテンションだ…!?単体では力不足に見えますが書庫の繋がりに期待が持てます。

>>957《巨大飛翔艦、ミゼット号》
イゼット製の新たな次元航行船。同名カードを複数枚追放できるので1回攻撃できれば即勝利。

>>958《顔を奪う者、ラザーブ》
《万面相、ラザーヴ》に似た能力の新ラザーヴ。コストの踏み倒しが可能でパワーアップしています。

>>959 Nishi 様 《マット・セレズニア》
セレズニアのパルン。トークン生成と何度も使える放逐能力を持つPW。色の戦略と合致しています。

>>960《オルゾフとディミーアの盟約》
3色テーマ。全体強化・アンブロッカブル・回復と諜報を同時に発揮できる隙のないカードです。

>>961《ギルドへの反抗連盟》
反ギルド。多色ヘイトカード。プロテクションへの対策として欠色が優位になる構造が予感されます。

>>962 肉じゃが 様 《靄奪いのネフィリム》を始めとする古代語メカニズム
ラヴニカ名物になりそうでならなかったネフィリム。4色カードのみではフックが弱いと思うので低レアリティに3色のネフィリムを配置するなどして古代語を機能させたいですね。

>>963 ひじき 様 《フラスコのフブルスプ》
全世界待望のフブルスプのカード化。死亡時にトークンを残すためアド損せず、各能力も強力です。

>>964《評決承諾書》
銀枠も大歓迎。アゾールのさらなる隠し玉でしょうか。外敵との戦いに備えている可能性もありますね。

>>965《ギルドの融合点》
超・ショックランド。2色なら2点、5色なら5点というイメージでしょうか。1枚で版図をすべて満たせます。

>>966 ラズリー 様 《自由政府の知識世界》
単色の推奨でしょうか。以前に《墓所の怪異》はあるものの唐突に感じます。説明が欲しかったですね。

>>967《ミゼットの謀略》を始めとする画策メカニズム
色が被らない3ギルドを敵と見なすカード。画策がメリットの場合とデメリットの場合を描いています。

>>968 ワニの握り 様 《致命街の亭主》
1点で破壊される能力でしょうか。接死とは逆の働きと思われるので名称は変えた方がよいと思います。

>>969《法の再構築者、アゾール》
アゾリウスのパルンに相応しい3能力のPW。[-2]の重ね張りと[-9]の達成どちらを目指しても強力です。

>>970 moti 様 《ディミーアの白地図》
かつては頻繁に登場した、土地と同じ能力を持つ2マナファクト。相方の再録は言わずもがなでしょう。

>>971《ボロスの治癒魔道士》
火力とのシナジーは《ボロスの反攻者》を思い出させますね。繰り返し使える置物を用意したいところ。

>>972《火炎鞭の天使》
ラヴニカ版信心。単色カードだけでは貢献できないデザイン。混成カードが多数登場しそうです。

>>973 八三五 様 《異技術の実験体》
戦争によってもたらされる異文化。このカードに限って言えば蘇生に近い性能になっていますね。

>>974《龍尊の柱》
敗北した未来。こちらはプレインズウォーカーが多数登場し攻防戦を繰り広げるセットが予感されます。

>>975《議事会の魂、シャイア》
超・大将軍能力+全体強化。セレズニア要素を詰め込んだカード。重さと伝説に見合った豪快さです。

>>976《文化都市の残骸》
大惨敗。《幽霊街》の類型ですが色マナを残さない強力な仕様。物語の断片をもう少し見たかったです。

>>977《立ちはだかるワーム》
ラヴニカ名物異常にデカいワーム。門7つ前後でようやく唱えられる超重量です。釣った方が早いかも。

>>979《逆位相の波》を始めとする改呪メカニズム
イゼットのメカニズム。連続で唱えることを推奨しない向きへ。打ち消されるとボーナス等がありそう。

>>980《主席研究員ラジェス》
自動で大きくなる呪禁持ち。シミック員は自分の体にナマモノをねじ込まないと気がすまないのか。

>>981 わど 様 《枉惑+殴撃/Swindle+Swing》
ラヴニカ名物分割カード。2色+2色で融合を持たない形はディセンション仕様で原点回帰ですね。

>>982《腐敗農場の農夫》
《死儀礼のシャーマン》からの着想でしょうか。アド損せずマナが出るのは壊れすぎ感があります。

>>983《アゾリウスの境界線》
門シナジーの2種類の効果。予め宣告する置きカウンターは法を司るアゾリウスらしい効果です。

>>984《灯争大戦》
PWを奪いまくり破壊しまくりの爆アドカード。豊富なエピソード量も来訪を重ねたラヴニカならでは。

>>985《力のありよう》
1つのテーマに対する2ギルドの異なる見解。強化効率が良く3色としても使い勝手がいいカードです。

>>986《甲虫花草(こうちゅうかそう)》
発掘がより凶悪になっています。威迫+接死はリミテッドで活躍中《死に到る霊》と同じ合わせ技ですね。

>>987《UNify》
マジックを別のゲームに変えるカード。もしくは4マナで何もしないカード。すべては交渉次第です。

>>988《混成ドラゴン》を始めとする混成メカニズムと周辺カード
シミックのメカニズム。トップダウン的ですが同胞と相性が悪い勢力のデザインは難しいと思います。

>>989 ESP 様 《ゾノット/Zonot》
次なるプレインチェイスの舞台へ。ラヴニカを含む複数次元というのは盲点でしたね…

>>990《グルールの戦猪》
多色化を推奨する収斂の再登場。3色なら元祖歩く火力《ボールライトニング》と同じパワー6に。

>>991 善乱 様 《生誕祭の祭祀》を始めとする歓待メカニズムと周辺カード
セレズニアのメカニズム。生物を並べることとライフを得ることに関連を持たせた新基軸です。

>>992《地底街の顔役、ヴォルツ》
何度でも蘇る。破壊不能はマナを節約したいときや追放火力対策としても機能する場合がありますね。

>>993《変異の誘発》を始めとする成育メカニズムと周辺カード
シミックのメカニズム。進化と順応を合体させたような能力。複雑性を抑え、組み合わせが多彩で○。

+

以下、蛇足「私が考えたカード」のコーナー

今回の投稿にあった「メカニズムの紹介記事風」や今まで意図的に避けていたと思われる
「アーティファクトをメイン」に扱ったカード等が面白いと思ったので便乗。


4度目となるラヴニカへの来訪にあたりアーティファクトという新たなテーマが加わった。
「ラヴニカの復興」「迷路強奪」に収録される10のギルドはすべてがアーティファクトとの関わりを持つ。

グルール一族のキーワード能力:武装

グルール一族にとって発明品の用途はたった1つである。すなわちそれが武器になるということだ。
彼らの発明品への興味は金属の部品を引っ剥がせば「武装」するために使えるということだけだ。
復興への道などはグルール一族の知ったことではない。

ボーラク族の金屑投げ (3)(赤)
クリーチャー ― オーガ・戦士
武装(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはアーティファクトを1つ生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
あなたがコントロールするアーティファクトが1つ戦場から墓地に置かれるたび、対戦相手1人を対象とする。ボーラク族の金屑投げはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
3/3

瓦礫道の襲撃者 (1)(赤)(緑)
クリーチャー ― ヴィーアシーノ・狂戦士
武装(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはアーティファクトを1つ生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
瓦礫道の襲撃者はその上に+1/+1カウンターが置かれているかぎり、速攻とトランプルを持つ。
4/2

ミジウム製のアーティファクト

「ラヴニカの復興」の5つのギルドのうち3つはアーティファクトを墓地に送るメカニズムを持つ。
再利用性が高いミジウムで作られた発明品は戦場から墓地に置かれたときの能力を持ち、
それらのメカニズムを使う助けとなる。

ディミジウムの遠眼鏡 (1)
アーティファクト
ディミジウムの遠眼鏡が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札と自分のライブラリーの1番上のカードを公開する。
ディミジウムの遠眼鏡が戦場から墓地に置かれたとき、占術1を行い、その後カードを1枚引く。

以上、蛇足でした。

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