【開発中止】オリエキ『開発コード:Wish』増刊号【開発中止】...
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名も無き者
《ライフ10点以上もしくは10点以下片方で十分と思います。》 まず片方しか扱わない場合のメリットとして、覚えるべき新ルールを少なくすることができます。最終的なユーザーを考えた場合、大きなメリットでしょう。 次に片方しか扱わない場合、もう片方は扱うことができなくなるのか? そんなことはありません。ちょっと説明が難しいかもしれませんが読んでくださいね。
《10点以上》をA、《10点以下》をBとします。 Aは10から20までの集合です。(21以上はこの際忘れてください) Bは10から1までの集合です。(0はry) 10ちょうどをCと置いた場合
AとBはそれぞれ、自身からCを除くとAもしくはBの否定となります。 つまり、AもしくはBどちらかからCを除いた場合、AもしくはBは不要となります。 (Aを残した場合、BはA以外として扱えます。)
実際の例です。 「あなたはカードを引く。あなたのライフが10以下の場合、あなたはカードを引く。」 こういったテキストのカードを作るとします。平時は1枚ライフ10以下の場合2枚ドローできるカードです。 これをライフ10以上で置き換えてみましょう。 「あなたはカードを2枚引く。あなたのライフが10以上の場合、代わりにカードを1枚引く。」 これでライフが10以上の時は1枚しか引くことはできません。
上記の例では「ライフ10丁度の場合に効果が変わっているじゃないか」と思われるかもしれませんが、その通りです。 ですが、ルールを2種類、それもよく似通った物を用意しておいて、得られるものはライフ10の時のごく微妙な挙動のみです。 ライフ10ちょうどの場合にWishの新メカニズムすべての恩恵を受けることができるのは魅力的ですが、その「スーパーヒーロータイム」はごくごくわずかな時間帯だけでしょう。 私はあまりそこにメリットを感じませんし、多くの方が自分のデッキにあった《10以上》もしくは《10以下》どちらかのみデッキに用いるでしょう。 もし《10ちょうど》を意図的に演出することが容易なカードを提供してしまった場合、大きくバランスを崩していると思われます。 相手のライフを削りきるためにはそのカードを破壊せねばならず、勝利条件をほぼ変更しているようなものです。破壊できないデッキは勝利できません。またパーマネントではない場合にしても、マナコストのバランスに非常に悩まされそうです。そういったカードは収録すべきではないと思います。
能力語とするかどうかや、能力語の名前以前に、この問題をどうしていくかを考える必要があると思います。
2009/12/28(月) 14:13:52
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