閉じます。
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palu
ご協力いただいていた皆様、本当にすみませんでした。
(last edited: 2008/12/23(火) 23:37:54)
2008/11/18(火) 02:16:50
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いく
ああ、募集開始に間に合わなかった…。 こういう作業も誰かがやらないといけないかと思い、やりたいのでやってみました。 精査していて時間が掛かってしまいましたが、>>154の新しいキーワード能力/能力語に関する提案(と一部質問)です。
以下、「.a」とか「.b」とかいうのは、CR502項の対応する項番です。例えば、「修練」が502.100項になるとすると、「修練」の「.a」は、502.100a項を意味します。
■修練 (ブロック全体で使用?) ルールが規定されていませんでした。次のルールではどうでしょうか。
.a 修練は呪文がスタック上にある間に機能する常在型能力である。「修練/Trainable」は「この呪文をプレイするためのコストは、あなたの墓地にあるこの呪文と共通の名前を持つカード1枚につき{1}少なくなる。」を意味する。 .b 修練能力は、不特定マナ・コストのみを減らし、呪文のために支払う色マナを減らさない。 .c 呪文が複数の修練能力を持つ場合、それらはそれぞれ適用される。
注釈文例案 修練(闇夜の吐息をプレイするためのコストは、あなたの墓地にある闇夜の吐息という名前のカード1枚につき(1)少なくなる。)
ポイント: ・親和をテンプレートにして書いてみました。 ・英語名の候補は他にtraining(一般的な意味での訓練)、trained(熟練した)、discipline(職業/技能的な意味での訓練)、disciplinable(同じく、訓練可能であること)、excercise(訓練よりも少し狭く、反復練習的な意味)、practice(実地訓練)を検討しましたが、この能力の意味を汲んで、trainable(訓練可能であること)を推薦します。
■察知 (「起源」で導入予定)―能力語
英語の「gather」には「察知」という意味はありません(想像ですが、最初は別の能力名を検討されていたのでは?)。 能力は、相手のプレインズウォーカーの思考の一部を読み取るということでしょうから、日本語の「察知」は機能を良く表していると思います。 そこで、英語の方を、「察知」のより一般的な訳語である「detection」に変えてはどうでしょうか?
■輪廻 (導入ブロックについての言及はないが、Jestの投稿例に現れるのでJestでは使えるらしい) 次のルールではどうでしょうか。
.a 輪廻は、輪廻を持つプレイヤーの墓地にある間にのみ機能する起動型能力である。「輪廻 [コスト]/Reincarnation [cost]」は「[コスト]:このカードをオーナーのライブラリーの一番下に置く。」を意味する。 .b 輪廻を持つカードの中には、輪廻したときに誘発する能力を持つものがある。「あなたが[このカード]を輪廻したとき、/When you reincarnate [このカード]」とは、「あなたが[このカード]の輪廻能力をプレイしたとき、」を意味する。この種の能力は墓地から誘発する。
注釈文例案 輪廻 (1)(青) ((1)(青):このカードをオーナーのライブラリーの一番下に置く。)
ポイント: ・サイクリングをテンプレートとして書いてみました。 ・英語名の候補は他にmetempsychosis(ギリシャ哲学で言う霊魂の転生)、palingenesis(キリスト教の死後の魂の転生)、samsara(ヒンドゥー教や(チベット)仏教における輪廻転生)などを検討しましたが、最も一般的な語を選んでみました。 * マジックのキーワード能力で、語としてはほぼ同じ意味を持つ「転生」は、オラクルでは「soulshift」です。このように、適切な案がなければ造語を使うことも検討されても良いと思います。 * 「Legends」に《Reincarnation》というカードがあるのですが、そのカードとこの能力はあまり関係ありません。他に「reincarnation」を使っているカードには《Glyph of Reincarnation》がありますが、こちらも関連はありません。ということはあまりいい選択ではないかもしれないのですが、まあ、古いカードですし…。 * 「輪廻」が使われるカードは《永劫の輪廻/Enduring Renewal》だけですが、「renewal」に「輪廻」という意味はありません。
以下次点採用分です。…ですよね? (>>3だと次点か否かの区別がないように見えますが。) 次点の規定については>>145。(「次点とは何か」は>>1かどこかの採用規定に書いた方がいいかも。)
■信仰 次のルールではどうでしょうか。
.a 信仰はクリーチャーが持つ誘発型能力であり、「信仰 N ([性質])/Faith N in [quality]」と書かれる。この[性質]は、通常はプレインズウォーカー・タイプであるが(例えば「信仰 1 (チャンドラ)」)、どのような特性値であってもよい。 .b 「信仰 N ([性質])/Faith N in [quality]」は「記述された[性質]を持つプレインズウォーカーかこのクリーチャーが場に出たとき、記述された[性質]を持つプレインズウォーカー1体を対象とし、その上に忠誠カウンターをN個置いてもよい。」を意味する。 .c 1つのクリーチャーが複数の信仰を持つ場合、それらは個別に誘発する。
注釈文例案 信仰 2 (チャンドラ) (チャンドラかこのクリーチャーが場に出たとき、チャンドラ1体を対象とし、その上に忠誠カウンターを2個置いてもよい。) 信仰 1 (赤) (赤のプレインズウォーカーかこのクリーチャーが場に出たとき、赤のプレインズウォーカー1体を対象とし、その上に忠誠カウンターを1個置いてもよい。)
ポイント: ・「条件に当てはまる××」ということがやりたい場合の書き方は既に総合ルールにあります。というわけでプロテクションをテンプレートにして書き直してみました。 ・この定義ですと(>>154のpaluさんの定義でもそうですが): * 「信仰 1 (赤)」を持つクリーチャーが場にあるときに《チャンドラ・ナラー》が場に出たら、《復讐のアジャニ》の上に忠誠カウンターを1個置いてもいいことになります。 * 対戦相手のプレインズウォーカーを信仰してカウンターを置いてもいいことになります。(分かり難かったので追記:例えば「信仰 1 (赤)」なら、対戦相手が《チャンドラ・ナラー》を出したので、自分のコントロールする《サルカン・ヴォル》にカウンター置きます、ということができます。) いいでしょうか。 ・英語名の候補は他に思い浮かびませんでした。日本語版のマジックでは伝統的に「faith」を「信仰」と訳してきた伝統がありますので、それも考慮しました。
どうでもいいことですが、誘発型能力であるキーワード能力はいっぱいあるんですけど、同じ能力を複数持っている場合にどうなるかを書くルールの書式は、英文総合ルールでは統一されています。 が、日本語版の訳文はけっこうバラバラなんですよね。 ここでは、わりと新しい能力のもの(それでもいくつかバリエーションがあるんですが)に倣っておきました。
■飽和―能力語 次点採用ありがとうございます。
この能力語は「従属」と包含関係にあるという問題があります。 これについては従属に関する記事で述べます。
■葬送 次のルールではどうでしょうか。
.a 葬送は常在型能力である。「葬送/Soulpurge」は「このパーマネントが場から墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く。」を意味する。 .b 葬送を持つカードの中には、葬送されたときに誘発する能力を持つものがある。「[これ]が葬送されたとき、/When [this] is soulpurged」とは、「[これ]の葬送能力によって置換されたイベントが[これ]をゲームから取り除いたとき、」を意味する。この種の能力は場から誘発する。
注釈文例案 葬送 (熊使いが場から墓地に置かれる場合、代わりにそれをゲームから取り除く。)
ポイント: ・>>72のちゃばさんの原案と>>154のpaluさんの案では、葬送はカードの持つ能力でした。が、カードに限定することに意味があるようには思われなかったので、トークンも持ち得るように変えてみましたが如何でしょうか。(葬送されたトークンは状況起因効果で消えてしまいますが。) ・葬送は置換効果を作る常在型能力ですので、「あなたが葬送する」という状況はあまり生じません。例えば《恐怖》が葬送を持つクリーチャーを破壊する場合、そのクリーチャーを場から取り除くのはあなたではなく《恐怖》です。これではやりたいことができませんから、上のように書き換えてみましたが如何でしょうか。 ・「葬送されたとき」を定義しなくてはならないのですが、これも同様の問題があり、「あなたが/葬送能力が[これ]をゲームから取り除いたとき」とは書けません。そこで、上のような難解な表現になってしまいました。もっといい案があるといいのですが。 ・世の中には、「場を離れる」を「ゲームから取り除く」で置換する置換効果もあります。上記の案ですと、まず「場から墓地に置かれる」を葬送で置換した後、それをさらに「ゲームから取り除く」で置換した場合も「葬送した」と判断されることになります。それでは良くないという場合は別の表現を考える必要があります。 ・「葬送」の訳語が些か常軌を逸していますが、この理由を説明します。 * 「葬送」を意味する英語は、原案の通り「funeral」ですが、「葬送する」という一語の動詞がなく、通常の方法では「[これ]が葬送されたとき」を書けません。「葬儀を執り行う」は「hold a funeral」とか「perform a funeral」とかですが、上述の通りで、「When you held a funeral of [this]」とは書けません。というかそもそもこれじゃ意味不明です。仕方なく「soulpurge」という造語をでっち上げてみた次第です。意味は、「魂を追放する」というようなことです。代案があれば頂きたいところです。 * 既存の英語で、「葬送」のニュアンスを持つ代替表現で動詞を持つものということですと、「納墓/entomb」が思い浮かびます。(同名のカードがあるのが些かアレですが。) * 原案のニュアンスを無視しても良ければ、「蒸発/evaporation」とか「風化/wheathering」とかも考えられます。普通、葬儀を行うと遺体は墓地に行くものですが、この能力だと墓地に行かないので、かなり特殊な方法の葬式であろうかと思うのですが。ウルトラマンに出てくる怪獣のように、溶けてなくなってしまったり爆発したりじゃないのかと。
ところで、代案として、誘発型能力にすることが考えられます。 その場合、こんなルールになろうかと思います。
.a 葬送はパーマネントが場から墓地に置かれたときに誘発する誘発型能力である。「葬送/Soulpurge」は「[このパーマネント]が場から墓地に置かれたとき、それをゲームから取り除く。」を意味する。 .b 葬送を持つカードの中には、葬送されたときに誘発する能力を持つものがある。「[これ]が葬送されたとき、/When [this] is soulpurged」とは、「[これ]の葬送能力によって[これ]がゲームから取り除かれたとき、」を意味する。この種の能力はゲーム外領域から誘発する。 .c 葬送を持つトークンが場から墓地に置かれたときにも葬送は誘発するが、トークンは状況起因効果によって失われるため、能力はそれが取り除くべきオブジェクトを見つけることができず、失敗する。 .d 1つのオブジェクトが複数の葬送を持つ場合、それらは個別に誘発するが、そのうちの1つがカードをゲームから取り除くと、他の能力はそれが取り除くべきオブジェクトを見つけることができず、失敗する。
ルール的にはこちらの方がぐっと簡単です。 ・見慣れない難解な表現ではなく平易な表現になります。 ・他の置換効果がそれをさらに取り除く場合の「葬送したとき」の解釈の問題も生じません。
個人的にはこちらの方を推奨したいところです。
■代行―能力語 能力語なのでルール上の問題はありません。 が、能力語は、それに続けて何でも書けてしまうので、統一感を出すためにはある種の約束がいります。 以下はその観点からの質問です。
・解決時にコストを支払う誘発型能力を代行で書きますか? 例えば、「代行 ― ××したとき、あなたがコントロールするプレインズウォーカー1体から忠誠カウンターを2個取り除いても良い。そうした場合…」みたいなことですが。
・複数のプレインズウォーカーから取り除けるようにしますか? つまり、一般的には次のように書く必要があるでしょうか? 「代行 ― あなたがコントロールする望む数のプレインズウォーカーから、忠誠カウンターを合計で3個取り除く:…」
■反発 次のルールではどうでしょうか。
.a 反発は、呪文がスタック上にある間に機能する誘発型能力である。「反発 [コスト]/Backlash [cost]」は「あなたがこの呪文をプレイしたとき、いずれのプレイヤーも[コスト]を支払ってもよい。」を意味する。「反発 [コスト1]/[コスト2]/Backlash [コスト1] and/or [コスト2]」は、「反発 [コスト1], 反発 [コスト2]」というのと同じである。 .b 反発を持つオブジェクトは、反発コストが支払われたときに起こることを特定する、追加の能力を持っている。これらの能力は、そのオブジェクトに印刷されている反発能力と関連している。オブジェクトがプレイされたとき、他の反発コストを払っていたとしても関係ない。rule 407〔関連している能力〕参照。 .c 複数の反発コストを持つオブジェクトは、それぞれの反発コストに対応する能力を持っている。それらの能力には、「[コスト1]の反発コストを支払った場合には/if the [コスト1] backlash cost was paid」と「[コスト2]の反発コストを支払った場合には/if the [コスト2] backlash cost was paid」という語句が含まれている。この文章は、単にそれぞれの反発コストを意味しているだけであり、実際にどれだけのコストが支払われたかは関係ない。言い換えると、「[コスト1]の反発コストを支払った場合には」とは「1番めに表記されている反発コストを支払った場合には」という意味であり、「[コスト2]の反発コストを支払った場合には」とは「2番めに表記されている反発コストを支払った場合には」という意味である。 .d 呪文の能力の一部が、反発コストを支払った場合にのみ実行される効果を持ち、その部分が対象を必要としている場合、その呪文のコントローラーは、反発コストを支払う意図があるか否かに関わらず、対象を選ぶ。どのプレイヤーも反発コストを支払わないことを選択した場合、その効果は実行されないが、それでもその呪文は対象を取る呪文である。 .e 1つの呪文が複数の反発を持つ場合、それらは個別に誘発する。
上記に加えて、次のルールを追加します。
407.2g オブジェクトに反発能力が印刷されており、他の印刷されている能力が反発コストを支払ったかどうかを参照する場合、それらの能力は関連している。2つめの能力は、1つめの能力に記載されている反発コストが、1つめの能力の解決時に支払われたか否かだけを参照する。反発能力に複数のコストが列記されている場合、複数の能力が関連することになる。それぞれの能力はどの反発コストを参照するか明記されている。rule 502.XX〔反発〕参照。
注釈文例案 反発 (2) (あなたがこの呪文をプレイしたとき、いずれのプレイヤーも(2)を支払ってもよい。)
ポイント: ・キッカーをテンプレートとして書いてみました。 ・しかし、それにも関わらずこの能力は、追加コストとして実現することはできません。総合ルールは、その呪文のコントローラー以外のプレイヤーが追加コストを支払うことを想定していません(例えばその呪文が複数の追加コストや代替コストを設定する能力を持っていたら、CR409.1bはどのような順序で処理すればいいでしょうか? すべての選択をAPNAP順で? それとも能力毎にAPNAP順ですか? その場合どの能力から処理するのでしょう?)。よって、原案通り、誘発型能力として実現するのが無難と思います。 ・反発コストは誘発型能力の解決時に支払われます。つまりこれは「プレイするための追加のコスト」ではありません。「プレイするためのコスト」を軽減する効果によっては軽減されません。 ・《反発/Backlash》というカードは既にありますが、このカードの機能とはあまり関係がありません。そういう意味ではあまり良くない名前かもしれません。 ・他に検討したのは、kickback(反発という意味もあるが、普通はそういう意味では使われない)、objection(反対意見を述べるという意味での反発)、revolt(反対行動に出るという意味での反発)などです。backlashは、物理的反動という意味での反発であり、もしかするとrevoltの方がいいのかもしれません。が、revoltは既に《自然の反乱/Nature's Revolt》で「反乱」と訳されているので、一応避けてみました。
■触発―能力語 問題ないと思います。
■鈍感 次のルールではどうでしょうか。
.a 鈍感は常在型能力である。「鈍感 N/Insensitive N」は「発生源1つがこのパーマネントにN点以下のダメージを与える場合、そのダメージをすべて軽減し、0にする。」を意味する。 .b 鈍感能力は、1つの発生源から1回与えられるダメージごとにそれぞれ、N点以下であるならばそれを軽減する。複数の発生源から、あるいは複数回のダメージについては、それぞれ適用されることになる。 .c オブジェクトに複数の鈍感がある場合、Nの値がより小さい方の鈍感は冗長である。
注釈文例案 鈍感 2 (発生源1つが悲しみ無き亡霊に2点以下のダメージを与える場合、そのダメージをすべて軽減し、0にする。)
ポイント: ・吸収をテンプレートにして書き直しました。 ・「代わりに」は置換効果のテンプレートです。軽減効果も置換効果ではありますが、軽減効果では「代わりに」は使われないので廃しました。 ・原案ではこれはクリーチャー専用の能力でしたが、鈍感なプレインズウォーカーがいてはいけないということもないだろうと思い、ルール上はパーマネントの能力にしてみましたが如何でしょうか。 ・オラクルの「prevent」は、歴史的な経緯で「軽減する」と訳されます。ところが、「軽減」という日本語には、「少なくする(=0にするわけではない)」というニュアンスがあるので紛らわしさを避けるためか、「prevent that damage」は「軽減し、0にする」と訳されています。ここでもそれに従いました。 ・英語は他にdullness(動作の鈍さを伴う鈍感さ)、obtuse(知覚のみならず一般的に鈍い様を表す形容詞。いわゆる鈍感はobtuse mind。obtuse weaponなら鈍器)を検討しましたが、最も近そうなinsensitive(無知覚な、無感覚な)を選びました。
ところでこの能力は、確かに吸収とは異なる能力ではあるのですが、別のキーワード能力とするにはあまりに近い気がします。 paluさんがこの能力を気に入っているというのならいいのですが、正直ちょっとどうかいなと思う部分があります。
■従属 これについては>>207に案が示されているのでそちらで。
(last edited: 2008/12/04(木) 21:36:02)
2008/12/01(月) 16:08:30
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