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2024/12/15(日) 01:03:19

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【相棒】全カードレビュー

今回はリクエストで頻発していた相棒関連のお題をひとまとめにしたものでした。

公式コラムによると2020年最大の失敗であったとされる相棒ですが、ルール変更後はならず者デッキに《夢の巣のルールス》を入れる選択肢と入れない選択肢が生まれるなどデッキ構築の幅を広げる適切な強さになったと思われます。
「入れ得」や「ゲームプレイの繰り返し」など潜在的な問題をいくつも抱えてはいるものの、それ以上に構築に新しい観点をもたらしたことが良かったメカニズムだと思います。
今後の登場にも期待したいですね。

では見ていきましょう。

>>54《彩色の放浪者、ラルダー》
多色デッキの相棒。ルールスの変形版といった印象です。環境によってはややキツめの条件ですが、現実的に達成可能でカードパワーが高いので見返りも十分ですね。新しいデッキを生み出す原動力を感じます。

>>55《轟く凱歌、バーロート》
デッキに制限をかけない新しい相棒条件。15点のライフ差を取り返すのは二段攻撃を持ってしても容易ではなさそうですが、ライフによる勝利を目指さないデッキでは自動的に採用可能です。

>>56 マザー 様 《権力の学者、アサとヨル》
《もみ消し》を入れることを強制する相棒。この条件を満たすデッキを推奨することがデッキに新しさや楽しさをもたらすとはちょっと思えなかったです。パーツの固定化は特別な理由がなければ避けるべきでしょう。

>>57《時勢の参謀、テフェリー》
占術デッキの相棒。占術が勝利に直結するのを利用した新しいデッキが生まれそうです。他のテフェリーを制限する意図がよくわからなかったですがカードパワーの調整のためでしょうか。

>>58 Nishi 様 《世界を染め上げる者》
基本土地シナジー・版図デッキの相棒。カード・アドバンテージ、サイズ、即効性、デッキの安定性と多角的に貢献する高出力な生物ですね。土地の弱いデッキを補うナイスアシストです。

>>59《点呼スリヴァー》
スリヴァーデッキの相棒。全スリヴァーの相棒化は新しい観点ですね。しかし、カードパワー的には類似能力の《スリヴァーの首領》と比べると少し物足りなさを感じます。

>>60 肉じゃが 様 《知らしめる者、コソフェッド》
黒いデッキの相棒。デメリットの付与や手札に加えたときの特典など新しいアイデアが詰め込まれています。しかしながら毎ゲーム3マナの生け贄除去が確定で撃てるのは少しやりすぎだと思います。

>>61《ドラゴンの笑み号》
海賊デッキの相棒。空賊カーリ・ゼヴの愛機のカード化ですが、残念ながら本人は搭乗できません。《風雲船長ラネリー》を使って運用すべきでしょうか。

>>62《酒神の宴甕》
食物デッキの相棒。相手と食を分かち合うどんちゃん騒ぎです。ひたすらライフを得てドローをすることができるのでライブラリーアウト戦術を組み込むと良いかもしれません。

>>63《覚醒する大地、アシャヤ》
ブロール専用の相棒。統率者にできるニッサと同時に登場しそうなカードでもあります。土地7つで能力を起動すればパワー12、合計パワーは19にもなるので爆発力が極めて高いですね。

>>64《古の世界》
旧枠デッキの相棒。最初のレジェンド・ルールやマナ・バーンの再現ですね。通常、あまり利益のない能力なので3マナは重すぎるかと思います。

>>65《絆の守護者、リリット》
PWデッキの相棒。忠誠度を増やしたり能力をコピーしたりと他のPWに完全に依存した能力になっています。このことは相棒で問題になるゲームプレイの繰り返しを防ぐメリットがありますね。

>>66《機械の盟主を強いられしカーン》
Φデッキの相棒。Φマナで毒を扱うカードはなく、忠誠度を増やすことも難しいので非相棒として4マナで毒を6個発射するカードとして採用することになりそうです。

>>67《魔王の副官、金御付(かなみつき)》《魔王の参謀、アルフィナ》《魔王の腹心、ボルブ》《魔王の片腕、ベルザードル》《魔王の親衛、ナナミ》
魔王の相棒。アーチエネミー戦のルール拡張です。ただでさえ強力な計略カードの効果を増幅させる頼もしいサイクルですね。魔王が単独でなく側近と共に現れるという設定に説得力を感じます。

>>68《純粋な油》
ハイリスク・ハイリターンな相棒。10点火力&回復不可に相当する効果です。10点のダメージを効率よく発生させる手段と組み合わせたコンボ寄りなデッキで運用することになりそうです。

>>69《義理堅いフェイ》
マナ加速ができないデッキの相棒。貸した分のマナに相応しい効果をもたらしてくれるという名前の通り義理堅く、フレーバーに富んだカードです。

>>70《I am Bread》
食物デッキの相棒。《金のガチョウ》《魔女のかまど》と非常に相性がよいカードです。食物・カードは公式のカードに2枚しか存在していなく、条件を満たしやすくするために他にも登場してほしいところです。

>>71《小さき統率者、ジェット》
小粒デッキの相棒。基本スペック高めで種族を選ばない優秀なロードです。非相棒としての採用も多くなりそうですね。

>>72 ひじき 様 《生ける刃の誓約》
相棒のリメイク。旧ルールのように手札に加えず元コストのまま唱えます。アグロ系のデッキに入れるにはデメリットが重すぎるのでリアニメイト狙いのコンボデッキで使うことになりそうです。

>>73《大地の咆哮、アルグレア》
単色カードを使った多色デッキ用の相棒。ややこしいですね。打点が高く、墓地から何度でも戻ってくる素直なフィニッシャーです。単色デッキでも一応使えるので土地が伸びたとき用のお守り程度に入れることもありそうです。

>>74 居玉 様 《絆の延焼》
相棒対策。皮肉たっぷりのFTが良い味です。相棒に撃ち込んだときにしかプレイヤーにダメージが飛ばないのはX火力の持ち味であるフィニッシュブローとしての強さが少し失われているように思います。

>>75《古きマロー、ムルタニ》
ヴァンガード風の相棒。手札が2枚も減るのは痛手ですね。専ら非相棒として使うことになるでしょう。

>>76 わど 様 《数多の長老、モロフォン》
部族デッキの相棒。万能種族ロードです。コストの割に性能は控えめではありますが、相棒条件を満たしやすく、様々なデッキに合う素直な全体強化能力なのでデッキにすんなりと入りそうです。

>>77 ESP 様 《全速力のスタリオン》
100枚デッキの相棒。ヨーリオンが既に証明している通り、デッキを厚くするデメリットはそれほど大きくはないです。2マナにして毎ターン2枚のドローは強くしすぎでしょう。

>>78《終焉の刻をもたらす者、ディーネ》《目覚めをもたらす光》
専用の召喚手段を強いる相棒。13番目のターンに合わせて戦場にいたときに限り、勝利を約束します。追放領域に起き、専用のインスタントを奇跡で唱えるという手順が必要で骨が折れますね。

>>79《絆の奇跡》《絆の乱用》
相棒サポートカード。相棒のリアニメイトと相棒の踏み倒しです。踏み倒しで相性が良いのは即死コンボ狙いのザーダ、もしくはETB誘発後用済みと考えてもよいケルーガでしょうか。

>>80《ムラガンダの魅惑》
バニラデッキの相棒。《ムラガンダの印刻》リメイクです。トークンを生み出す呪文との相性の良さも本家通りで、両方を積むこともできますね。

>>81《混乱する絆》
相棒メタ。タイミングを合わせないと意味がない上にメインデッキに相棒を入れないデッキ相手だと2枚目が腐りがちになるので有効な相手は相当選ぶと思いますが、決まったときの威力は絶大です。

>>82《庇護の呪文印》《探究の呪文印》《貪欲の呪文印》《残響の呪文印》《多様性の呪文印》
相棒の亜種。複数を採用して重ねられるのは相棒にない新しい要素ですね。この中だと青と赤が好相性です。

>>83《龍の大嵐、テンパス》
ドラゴンデッキの相棒。タルキールの龍の大嵐の化身ですね。部族デッキのカードとしては重いですが、ノンクリーチャーに近いデッキの追加のフィニッシャーとして採用できそうです。

>>84《終わらない責め苦、ミシュラ》
からくりデッキの相棒。《工匠の神童、ミシュラ》の性能を踏まえたアレンジです。からくりデッキを厚くすることに大きなデメリットはないので銀枠の対戦であれば気軽に使えそうです。

>>85 通りすがりのジョニー 様 《厳格なる正義、ウキョース・ギシタ》《容疑者Xの献身》《天空の網》《遊戯好きの少年ムトー+魂の決闘王、アテム》《無限の彼方》
元ネタが存在する各カード。素数の参照は新規性が高いアイデアです。黒・赤・緑は専用デッキを要求しますがそれぞれアーキタイプを成立させるようなパワーがありそうです。

>>86 八三五 様 《鉄の秘書、コランラン》
片面が土地のMDFCを多数使用するデッキの相棒。設置した土地が再利用可能になります。土地を呪文化すると土地が減るので選択肢がシビアになりそうです。

>>87-88《魂の巣のマーナス》
相棒にするかメインデッキに入れるかで性能が変わるカード。食物を生け贄にすることで食物を生成できるのでライフが恐ろしい勢いで増えていきそうです。

>>89《地熱の噴流/Geothermal Jet》《地熱の噴流/Geothermal Jet》《幽霊火の標/Ghostfire Guide》
好きなだけ積める代わりにゲーム中に条件を達成する必要がある亜種。パーマネントの起動型能力でのドローが4マナ程度に設定されいていることを考えると《幽霊火の標》はなかなか強力ですね。

>>90《ドラニスの掟》
相棒を切り捨ててドロー。怪物と敵対したイコリアの人間勢力を描いたカードですね。両方のモードを有効に扱えるルールスデッキでの採用が見込めそうです。

>>91 善乱 様 《動かざるラクタニア》
インスタントタイミングで動かないデッキの相棒。マナを必要とせずある程度の期間破壊不能を持たせることが可能で、この能力を活かすための構築も求められますね。

>>92《忍犬、屍尸丸》《竹輪》
専用カードの4積みを要求する相棒。《竹輪》は一応ライフの補給にはなりますが、シナジーの薄いカードです。真価は忍者を回収することでのアド稼ぎや潜伏で他の忍術を通すことで発揮されるでしょう。

>>93《断たれぬ絆》
相棒に瞬速をもたせるカード。総コストも減です。おそらく記述ミスだと思いますが、相棒が存在するのは追放領域ではないですね。

>>94-95《救済するもの、浄火明神》
後手の相棒。後手の手札が実質的に先手と2枚差になります。3マナ+8マナが捻出できるロングゲームでのみ有効なカードですが、先手の勝率の高さをいくらか是正する効果がありそうです。

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「私が考えたカード」のコーナー

近視眼のヒルケ (4)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー ― ヒルケ
相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各カードが、共通のカード・セットにて印刷されていること。
近視眼のヒルケが戦場に出るに際し、カード・セット1つを選ぶ。
[+1]:あなたのライブラリーのカードを上から2枚追放する。このターン、あなたはそれらのカードをプレイしてもよく、それが選ばれたカード・セットにて印刷されているなら、それを唱えるためのコストは任意の3マナだけ少なくなる。
[-2]:あなたはあなたの手札から選ばれたカード・セットにて印刷されたパーマネント・カード1枚を次のあなたのターンが開始されるまで戦場に出してもよい。それは速攻を持つ。
[-6]:選ばれたカード・セットにて印刷されたカードを除き、すべてのパーマネントを破壊する。
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