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2024/12/22(日) 15:59:13

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【2枚以上のカードを1枚にしたリメイク】全カードレビュー

MTGでは全く新しい効果は滅多にあるものではなく、多くの効果は既存の効果の組み合わせやアレンジによって作られています。
今回はそのことに今一度着目してみようと考えて出したお題でした。
では見ていきましょう。

>>442《菌類の氾濫》
2種類のX呪文の合わせ技。《荒野の確保》の時点で強力なカードでしたが性能が更に向上しています。緑が濃いデッキであれば単色デッキでなくとも採用できそうです。

>>448 マザー 様 《呪文そのものの弟子》
《神秘の蛇》亜種。シンボルが軽くなったことのメリットは大きそうです。不確定カウンターとはいえ概ねほとんどの呪文を打ち消せるでしょう。

>>449《ゴブリンの修繕師》
様々なクリーチャーの上位互換。《修繕》の要素がカード名にしか残っていないようですが…

>>450《あいつを楽にしてやらないと》
赤の定番コンボ。この注釈文の使い方は面白いですね。どちらも赤の効果ですが組み合わさると黒っぽい感じです。

>>451《鬱陶しい羽虫》
どこからともなく纏わりつく虫。ライブラリーと墓地の両方から湧き出てくる能力で鬱陶しさが如実に表されています。切削を軸にした戦術にぴったり合いそうです。

>>452 Nishi 様 《捕食行為》
軽くなった《腐敗する渇き》。戦闘の結果を同時に2つ変えたり除去をしながら打点を3点上げたりと、非常にシンプルで強力です。

>>456 肉じゃが 様 《恫喝》
2種類のハンデスの合体技。3マナのハンデスとしては極めて強力なカードですが、クリーチャー一色の手札に対しては効果が薄く、相手によりけりな部分も相変わらず大きそうです。

>>466《猛炎の眼識》
火力系除去+ドロー。タフネス・忠誠度が1~2程度の相手に使うことで劇的な効果を得られます。元になった2枚からエッセンスが抜き出されて新規性の高い能力が生み出されています。

>>467《邪龍、アジダハーカ》
《血のやりとり》内蔵クリーチャー。戦場に戻る能力が誘発した後、戦場に出たときの能力が再度誘発するので大概は自分も死んでしまいますが除去効果は大きなものとなります。ハンデス能力を作動させるには自身の除去能力を乗り越える必要があり工夫が求められますね。

>>468《シルムガルの餌》
2種のカードを合わせて既存カードに近くすることでそのカードのフレーバーをもらうという荒業。凄まじい技巧を感じます。除去が苦手な緑青ですが、弱体化にドローまでついていて除去以外ならなんでもやれるという気概があります。

>>469《闇炎の瞬術士》
3種類のパワーカードの夢の共演。元の効果とはそれぞれ少しずつ違ったものとなっています。クリーチャーが追放されたときやインスタント・ソーサリーを唱えられたときは大量のアドバンテージを得られますがそれ以外は凡庸でピーキーな性能ですね。

>>470《変還》
クリーチャーを戻ってこなくさせる(かもしれない)バウンス。赤のカオス系カードの遺伝子が感じられます。《覆いを割く者、ナーセット》などとコンボを形成することで力を発揮できるでしょう。

>>471《非才な紅蓮術士》
青と赤の著名カードの組み合わせ。2つの能力を持った分、マナ総量と起動コストが重くなっていて構築では使いにくくなっているかもしれません。

>>472《幽霊海賊船》
船+船。再生能力は現代の青らしく明滅に、ティム能力は赤マナが必要になり適切に調整されています。リミテッドの手堅い航空戦力として活躍できるでしょう。

>>480《月からの墜落》
2ターンの遅れを発生させるランデス。先攻時には極めて強力な妨害となり、このカードを連続して撃ち込むだけでほとんど勝負が決まると思われます。

>>489《死中に活あり》
1枚コンボ。相手がライフを詰める手段もエンチャントを除去する手段も持っていなかったならすぐさま勝利します。エンチャント除去による対策は容易であるため予めハンデスしておくなど準備が必要そうです。

>>490《蒼褪めた冬月台地》
悪名高い弱小カードの救済。最低限(◇)を出すことができ、相手を困らせられるタイミングでだけ生け贄にすればよいので《蒼ざめた月》よりはかなり強くなったのではないでしょうか。

>>491《独断潜行/Arbitrarily Diving》
《よじれた反射》の強化版。《潜水》の完全な上位互換であり、呪禁とパワー強化の組み合わせは相手のインスタント除去をためらわせる効果が大きいなど強力さが溢れた1枚です。

>>496《暴力》
全パーマネント対応除去。赤の破壊不能を失わせる効果も含まれていますね。色とマナ拘束は異なるものの《名誉回復》と同等レベルの性能です。

>>500《選りすぐりの贈り物》
相手にクリーチャーを選ばせ、自分はそれを受け取るか生け贄に捧げさせるか選ぶ呪文。基本的にはコントロール奪取の方が強力ですが、即座にライフが欲しいときなどに対応できるのが便利です。

>>501《スワンプマン》
土地・クリーチャー。《ドライアドの東屋》よりも好戦的なサイズで、アグロデッキへの採用も考えられそうです。

>>502《焚書(ジャッジメントのじゃないやつ)》
真の焚書。リミテッドではいわゆるアンプレイアブルなコモンを破くことで耐えられるでしょう。構築やそれに近いフォーマットでは悩ましいことになるかも。

>>508《ラクドスの布教》
《精神を刻むもの》に似た機能となる両者全部ハンデス。多人数戦では効果が薄く、専ら構築戦用のカードです。単純に盤面有利を固定するカードとして強力な部類ですね。

>>511《完全燃焼》
プレイヤーに撃てる代わりにカード・タイプを選ぶようになった《収穫の火》《燃焼》にも似ていますね。青赤の呪文が濃いデッキなどのフィニッシュ手段や高速コンボで採用できると思われます。

>>512《選民思想》
リアニメイトと全体除去。効果が大きい2種類の組み合わせです。7マナは重いですが、6マナの《雪上の血痕》は強力なカードで、それよりも器用な立ち回りができるようになったことを考慮すると十分重さに見合っていると言えそうです。

>>517《水晶化》
即効性が高い1マナの疑似除去と継続的なアドバンテージをもたらす占術の合わせ技。コントロールデッキが求めるぴったりの組み合わせですね。

>>522《辻斬り》
接死と先制攻撃を1枚で両方与える呪文。戦闘を絡める必要はありますが2マナでカード・アドバンテージが得られるのはお得です。

>>528《常在鍛錬》
アーティファクトを破壊不能に。アーティファクト・クリーチャーを並べることで鉄壁の布陣が完成します。

>>530《熊猫》
バニラ+バニラ=バニラ。《番狼》はバニラでありながらもよく使われたクリーチャーでしたがこれはサイズが小さすぎると思います。

>>531《暴徒の玩具》
黒がエンチャントを除去できるようになったので全タイプ除去は黒赤で可能になりましたね。3マナの土地破壊はなかなか作られないと思いますがスタンダードに絡まないセットなら可能かもしれません。

>>532 八三五 様 《海底火山背負い》
1/4と4/1。どちらも戦闘に向いたサイズで頼りになりそうです。過去のカードでは《流動石の突撃獣》が近い能力を持っていました。亀に限定すると《方解石のカミツキガメ》が比較的近いですね。

>>542 善乱 様 《火円舞踏》
トークンを生成して即死させる1枚コンボ。2番目や3番目のモードを目当てに3マナで使っても及第点で、1番目と3番目の組み合わせで全体4点ダメージもよく選ぶことになりそうです。

>>545《吹き飛ばし》
「吹き飛ばし」というカード名で表された2つの挙動。逆に今までのバウンスはすべて軟着陸していたのか…?という疑問が湧いてきますね。

>>549《背教の十字軍》
能力を加算。先制攻撃は2つで二段攻撃になりました。《ミラディンの十字軍》のマイナーチェンジ版とも言えそうです。同様のプロテクションを持ったカードには《静月の騎兵》がありましたね。

>>550《墓の妄執》
切削してから《タルモゴイフ》。これ自身ソーサリーのカウントを満たすので最低サイズが保証されます。強すぎたタルモゴイフを適切なコストに作り直した良調整です。

>>551 ねころぶいぬ 様 《金冠のドレイク》
MTGのカードとは言っていませんでしたね。1対1の場合はクリーチャーの数を調整する下準備が必要ですが、多人数戦であれば偶然一致している2人を対象にできる場面も多そうです。

>>555《暴力的な戦闘魔道士》
接死/絆魂と火力。接死を選んだ場合はさながら《貪欲なチュパカブラ》であり、絆魂を選んだ場合は《稲妻のらせん》のような機能になります。

>>558《コインチョコ》
マナフィルターorライフ回復。「コインチョコ」は確かにこの2つを表すのに相応しい名称です。性能面ではどちらもカード・アドバンテージを失ってまで行いたい効果ではなく、もっといいカードがありそうです。

>>559《知識の騒乱》
過去のカードでは《脳髄の渦》が比較的近いでしょうか。ソーサリーであり相手の方が引いたカードを先に使いやすく、これに特化したデッキにするなどの工夫が必要そうです。

>>565《ミラディンの希望、ジョー・カディーン》
《戦争と平和の剣》を装備したカディーン。今どうなっているんでしょうね。金属術達成時点で1回攻撃が通ると8点ダメージ、アーティファクトが多ければ多いほど更にダメージという恐ろしい打撃力です。

>>569《消滅》
超過で《抹消》。手札にだぶついたときなどの使い回しが格段に効くようになりました。シンボルが重くなった点はさしたるデメリットではないでしょう。

>>573《夭折の天才》
1回きりの高パフォーマンス・クリーチャー。どちらかというとブロックに使いたいですね。攻撃する場合はバウンスや明滅で使い回せるようにしておきたいところ。

>>574《地質学》
更に強化された《壌土からの生命》。発掘とカードを引くの組み合わせはヤバいですね。発掘が発掘を呼びライブラリーが一瞬で擦り切れそうです。

>>579《手厚い対応》
あまりシナジーのない2種類の組み合わせ。どちらも美味しい効果でマナ総量は据え置きなのでその分は強くなっています。

>>580《緊急停止》
知りたくなかった真実。手札と引き換えに追加ターンを得られるような効果です。アグロ的でない色の組み合わせですが、手札を投げ捨てて攻撃するデッキ向きの強力な呪文ですね。

>>584《陰謀の宦官》
宦官の名を冠する2種カードの組み合わせ。ポータルのカードパワー基準では強力な効果です。

>>589《終末の預言者、ノストラダムス》
奇跡が置きても効果に即効性があるとは限らないカード。とはいえ攻撃への抑止力として十分強力で2マナで置いておけると嬉しい場面が多そうです。

>>591《ヘッドショットの達人》
除去持ちのスペルシェイパー。《名うての暗殺者》よりも強くなりすぎないマイルド調整です。《腹わた抜き》は再録しやすいと思うのですがなかなか再録されませんね。

>>592《共起の力線》《諜報の力線》《残穢の力線》《熱血の力線》《肥沃の力線》
秘策持ち策略の力戦化。素撃ちの場合は名前の指定がなく全体に効力が及び、力戦の後から引いてきた場合に弱い点がうまくカバーされています。手札を見てからクリーチャー名を指定できるので秘策より使用感が良さそうです。

>>598《原点回帰》
カード・アドバンテージで損をしてしまうハンデス。しかし呪文の枚数は確実に1つ減らすことができ、対応力が高いのでデッキによっては採用されるでしょう。

>>599《恵みの祭司》
コンボ的用途でなければ《語りの神、ビルギ》以上のマナ加速力を持つクリーチャー。宝物を余した場合はドローに変換することができます。自己完結する能力になった分、カードパワーが高くなりすぎないよう各所に調整がなされていますね。

>>603 わど 様 《稲妻の先駆、ラル》
過去の3つのカードの能力を扱うラル。全体的に赤寄りで攻撃的です。《倍増の季節》との相性は抜群。

>>606《森の泉のケルピー》
ストリクスヘイヴンで久方ぶりに登場したケルピー。2つの能力が完全に噛み合っていて2体までのパワー4以下にはブロックされなくなります。パワー5~6に対しても十分有用ですね。

>>613《ドロスの悪霊》
アーティファクトでなくなった《ドロスのゴーレム》。畏怖の再登場は難しいと思われます。能力としては《沼のぼろ布まとい》の要素がないですね。

>>614《波止場の護衛》
カード・アドバンテージの損失がなくなった《波止場の護衛》。繰り返し使える《はね返り》は凶悪すぎますね。土地に向かって撃つだけで格差が決定的になります。

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2022/7/2追記「私が考えたカード」

《意志の力》《否定の契約》

寓話への帰結 (1)(青)(青)
インスタント
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札からカード1枚を追放してもよい。そうしたなら、あなたの次のアップキープの開始時に、(1)(青)(青)を支払う。そうしないなら、あなたはこのゲームに敗北する。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

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