赤青コントロールの診断をお願いします。
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名も無き者
UP主がシルバーバレットに関して誤解をしているみたいなので書いときます。 シルバーバレットという戦略は、チューター4枚と数枚の1枚差しカード(弾)によって成り立っています。相手のデッキに多大な影響を与える弾をチューターで探し出して、メインからサイド後のように戦うということにこの戦略の強みは存在します。ただし、これを使用する場合二つの点に注意しなければなりません。
注意点1 シルバーバレットは、場をコントロールできて初めて活きてきます。チューターの性質上、何か目的のカードをプレイする場合2アクションを必要とします。特に序盤では、マナの関係上、目的のカードをプレイするのに2ターンかかると考えても差し支えありません。よって、チューターが驚くほど軽い(例:《吸血の教示者》など)場合でない以上、チューターを打つ前に殴り殺されるということが普通にありえます。特に今回の場合、全体除去が2点と3点という固定ダメージであることから、そこまでコントロールを仕切れない可能性があります。
注意点2 シルバーバレット戦略というのは、特定の色、またはアーキタイプの相手に多大な影響を与えるカードが、数種類あって初めて機能します。《非業の死》や《仕組まれた疫病》など、激的に利くカードが環境に存在するのならいいのですが、今のスタンダード環境で特定の色やアーキタイプにそこまで利くカードというのは存在しません。また、青という色の性質上、どんな呪文でも最終的に打ち消してしまえば問題はないわけです。カウンターでは触れない土地に関しても、今のスタンダードには《月の大魔術師》という最強の特殊地形キラーがいますので、わざわざシルバーバレットを使う必要がないと言えます。
これらの注意点を《神秘の指導》にあてはめて考えてみましょう。 この呪文は4マナのため、序盤に使うにはやはり2ターンかかることになります。マナブーストを使わないとして、目的のカードをプレイするターンは最速でも5ターン目です。それまで生きていることはあるでしょうが、そのカードが間に合うのかは疑問視せざるを得ません。少し前の青黒コントロールで使われていた場合では、各種契約シリーズなど、マナコストなしでうてるカードが使えたため入っていたわけです。また、青と赤という色には今のスタンダードでは良い弾というものはあまりありません。なおかつ、これが一番の問題なのですが《神秘の指導》で持ってこられるカードはインスタントと瞬速を持つカードだけです。《月の大魔術師》は持ってこられず、何かしらのカウンター呪文を引っ張ってくるのであれば、4マナ以上のカウンターを入れているのと変わらないということになります。 よって、《神秘の指導》はチューターとしての側面より、各カウンターなり除去なりの、5枚目としての側面の方が強いと言えます。 以上のことから、《神秘の指導》は、シルバーバレットには不向きなカードということになります。
2008/07/31(木) 15:33:37
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