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2024/11/27(水) 00:06:17

対応申請

以下のフォームより、対応を申請することができます。

対象
http://forum.astral-guild.net/board/21/204/82/
以下は【入賞】【準大賞】【大賞】【特別賞】評価投稿の講評です。



◆【入賞】◆

>>884 Nishi様 《ロウクスの先導者》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/884/)

セレズニア・カラーの非常に優秀なクリーチャー。自身のマナレシオに加え、その擬似除去耐性付与は2マナにしては充分過ぎると言えるでしょう。
こいつの能力は相手によって破壊された時ばかりでなく、自分で生け贄にしたクリーチャーすらをも戻せる可能性を秘めているのがまた強い。
同じ色の有力株である《不屈の随員》《ロクソドンの教主》などと組み合わせた時の除去耐性は目を見張るものがあります。
追放されるというデメリットを差引いても尚強く、緑白絡みのビートダウンなどに優れた働きを見出せるだろう、という事で入賞としました。


>>885 名も無き者様 《思念波》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/885/)

3マナ以上相手の対象は無謀に近いものがありますが、その反面、対象が1マナであれば優秀な打消し・コピー呪文としての真価を発揮します。
色の観点から自身の火力や軽量ドローに撃って水増しするという使い方もあるでしょうし、《流刑への道》《剣を鋤に》などの優秀軽量除去から
身を守る術としても使えます。しかし何より凄いのは、これらが全て赤1マナで出来てしまう事。赤単にも組み込めるカードであるのは非常に秀逸。
自身も軽くて邪魔になり難く、居場所もカウンターバーンばかりでなく赤単における打消しとしても期待出来る良作、という事で入賞としました。


>>893 名も無き者様 《野生の死体》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/893/)

単体のパワーは昨今では平均的ですが、そのcip能力とpig能力との兼ね合いが猛烈にいやらしい、実にグッドスタッフなクリーチャー。
戻ってくるだけならまだ許せるものの、cip能力のおかげで相手からすれば相撃ちたくも除去したくもない野郎に。他にも幾つか投稿がありました、
「50%の確率で場に戻す」カードの中で唯一、復活に失敗しても追放されないデザイン。なので《アンデッドの王》などで楽に手札に戻せます。
その優秀な能力に加えて「ゾンビ」である事を活かしてビートダウンの最前線で活躍出来そうなクリーチャー、という事で入賞としました。


>>899 白砂青松様 《復讐のイフリート》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/899/)

コイン投げで復活するクリーチャーの中でもこいつはかなり凶悪。3マナ、パワー3の飛行持ちは今でこそ見劣りするものの、やはり強い。
加えて強さを助長させるのがそれに併せ持つタフネス4とその除去耐性。《稲妻》クラスの火力では止まらない上に、《審判の日》といった
全体除去でも場に残りうる中堅フライヤーというのは相当なプレッシャー。相手に飛行持ちが出ても、この色なら除去に事足りるでしょう。
決して強すぎないパワーを維持させたデザインと、赤黒デッキでの充分採用に足る実力を持つカード、という事で入賞としました。


>>913 名も無き者様 《まっさらな秘本》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/913/)

大先輩の《ジェイムデー秘本》も真っ青の驚愕性能。秘本シリーズの過程は、まるで日進月歩のPCの世代の移ろいを見ているようですが、さて。
この最新式はまさかのタップだけでドローという、かの図書館級の大判振る舞い。但し、時にはドロー出来ずに相手を手助けする事もあります。
占術1のデメリットはコントロールでは採用に悩みそうですが、1枚でも多くカードが欲しいバーンなどではそこまで気にならないでしょう。
過去の秘本シリーズを色々な意味で踏襲したフレーバーと、デメリットを差し置いても使いたくさせる魅惑の能力、という事で入賞としました。


>>949 横田の倉庫3様 《不発弾》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/949/)

何故、触った瞬間に世界が《抹消》されるような不発弾が戦場に転がっているのでしょうか。そんな場所に好んで出向くのはゴブリンくらいなもの。
単純に相手への抑止力として使うよりは、むしろ速攻で自分から爆発させるのが狙い目。相手ターンに爆発されたら堪ったもんじゃありません。
本家のように「安全なリセット」の期待は出来ない上にデッキ構成はかなり変わるでしょうが、その軽さと爆発率は「仕切り直し」に充分足る性能。
現環境であれば《光輝王の昇天》などともシナジーが見出せそうです。その手軽さ故に色々と悪用が出来そう、という事で入賞としました。


>>952 シュード様 《混沌の渦》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/952/)

ほぼ呪文を使えなくするカード。3ターン程はお互いに身動きを取らない状況が多分続くので、ターン稼ぎとしても行動封じとしても優秀。
ビートダウン系のデッキであれば相手の除去を悉く封じ込めて殴り続ける態勢を構えれますし、コントロール系のデッキであれば、事前に除去
しておけばほぼ安全に+3マナ域まで持っていけるので、コンボや大型呪文の発動に繋げ易くなります。探検サイクルなどとも相性が良さそう。
この為だけに赤をタッチするデッキも出てきそうな、上手く使えれば素晴らしいアドバンテージを見込める1枚、という事で入賞としました。




●【準大賞】●

>>941 名も無き者様 《ファイレクシアの邪眼》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/941/)

今回の準大賞の2枚はどちらも単体で十分切札として活躍出来る程に優れたデザインですが、こちらは黒絡みのコントロールで活躍出来そうです。
先輩の中では《アーボーグの邪眼》に近いでしょうか。殴る度に、不確定とはいえ再生持ちや《不滅》持ちまで除去し得る能力は実に強力。
間違えて自分を生け贄にしたりしないよう、常にトークンを補充出来るような手段や《恐血鬼》などは必須。どうせ殴れないのだからと、
cip除去持ちのクリーチャーなんかをどんどん捧げて行くのも良いでしょう。アーボーグより落としにくい、タフネス4も魅力的。
単体のパワーを維持させつつも、メリットとデメリットをその強さと上手く噛み合わせた秀逸な1枚、という事で準大賞です。


>>943 名も無き者様 《モルグの復讐鬼》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/943/)

こちらは《冥界のスピリット》みたくコントロールの決め手としても採用出来ますが、吸血鬼ビートなどに組み込んでも強そうです。
ネザーの欠点であった唯一墓地のデメリットが無いため、クリーチャーを絞らずに登用出来るのはかなりの強み。そのためには幾許かの
コストと、下手すれば墓地に逆戻りといったデメリットがありますが、メリットに比べれば些細な事。部族の恩恵を多分に受けれるため、
墓地に落としてロードによる強化で一斉に畳み掛けたりする事も出来るでしょう。本家ネザーには無い強さを色々と備えています。
コイン投げも上手く使ってバランスを取り、今を時めく吸血鬼に着眼した優秀な1枚、という事で準大賞です。





★【大賞】★

>>887 GOTA様 《貪欲の教示者》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/887/)

身を削るのは程々にしてこそ。過ぎた貪欲は死を招くという辺りが《Demonic Consultation》をも髣髴とさせるデザインです。
2マナのチューターの汎用性と強力さは先達を見ても分かる通り。ライフロスが手痛いとはいえ、黒であればこの程度は茶飯事。
しかしこのカードの最も優秀、かつ卑怯なところは「好きな回数だけこの手順を繰り返してもよい」ところ。この一文が当に貪欲たる所以。
もう1回やれば成功するかも、上手くいったしもう1回くらいやっても、といった甘美な香り漂う沼地へ足を踏み入れる人は少なくないでしょう。
ですが、その沼地を越えた先にあるものは何物にも代え難い。何が欲しいかを見極め、どこで切り上げるかの判断を下すのは貴方次第です。
実用性もあり、コイン投げの妙味もあり、希望と破滅の双顔を持つ『ギャンブルの魔物』まで体現した素晴らしい1枚……見事でした。





●【特別賞】●

>>892 ファイレクシアのさまようもの様 《不確定な猫》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/892/)

かの有名な「シュレーディンガーの猫」デザイン。細かく言えば確率の話ではなくて生死の重ね合わせの状態の確認が云々なのですがそれはともかく。
よくよく見れば凄く良く出来たデザインだと思います。山札や手札にあって確認出来ない(箱の中に居る)状態では白(生)と黒(死)の重合体で、
場に出て確認されたら(箱から出てきたら)白か黒かが確定する……ってスピリットとゾンビってどっちも死んでるじゃないですか! 可哀想に!
カード自体のパワーは、オーバーパワーのクリーチャーが跋扈するこの時代には少々厳しいものがありますが、それでも悪くないパフォーマンスです。
実用性も無いではなく、確率と元ネタのデザインを上手く組み合わせた、個人的にとても秀逸な1枚だと思います。


>>903 rock様 《カジノ・アーボーグ》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/903/)

え、マジックって賭けゲームだっけ、と思わせるようなぶっ飛んだデザイン。ネビニラルのディスコの奥に佇まう幻のカジノ……でしょうか。
まさに持ち金(手札)が命。場代を支払う(土地を出す)のも身を切るような思いでしょう。黒服さん達(スペクター?)には勘弁願いたいところ。
しかしそんな苦しみを克服出来れば毎日が一攫千金のチャンス。そしてその得た金を上手く使えるかどうかは貴方次第。ギャンブルは程々に。
コイン投げを上手く捉えた強烈なデザインに惚れたので特別賞にしました。実用性は……うーん。エンチャントなので自分から割りに行くのも難しい。
カジュアルで、お互いにこれが場に出た状態でゲームを始めるようなフォーマットがあっても面白い。まあ、本当に何のゲームか分かりませんがね!


>>917 第二波様 《時間はじき》 (http://forum.astral-guild.net/board/21/177/917/)

もっと出るかと思っていた「全員にコイン投げを要求する」デザインの数少ない投稿の中でも、凄まじいインパクトを持つ1枚。
でもこんな壊れたアーティファクトでさえ、ルール破戒上等のミラディンには普通に転がってそうで恐いです。しかも伝説じゃないのでゴロゴロと。
実用性は意外とありそうです。これほど《クラークの親指》が光るカードも少ないですし、伝説でないのも実はかなりの高評価……?
エターナルブルーなどの追加ターンデッキはこれ1枚でげんなり。リスペクトしているという本家《時間ふるい》もこいつの前では涙目必至でしょう。
これほどまでにコイン1枚が試合の流れを変えるだけの重みのあるカードも無い、という事で特別賞として評価しました。




■【総評】■

御意見・御指摘等があれば、随時増刊号の方によろしくお願いします。


なにぶん初めてのpickなもので、正直「カチカチ」になってしまいました。
同じような表現が使い回されているのは、私の文章力の無さ故です^^;

『全pick』という形で臨みましたが、実状は『通常pick』+『選外投稿へのコメント』になっています。
出来る限り批判的な評価をしないよう努めたつもりですが、気を害するような表現があれば申し訳ありません。
また、本当はもっと一つ一つの投稿について掘り下げていきたかったのですが、テキスト容量の都合上、
已む無くこの程度のコメント量に収めさせて頂きました。


今回は実用的という事を念頭に置いてpickに取り組まざるを得なかった為、例えば>>904《勝利の投射機》
>>931《ばくち打ちのコイン》といったコイン投げについて言及する投稿には、コメントの通り、未だ本家で
実用的なコイン投げのカードが少ない以上、どうしてもあまり良い評価が下せないという点がありました。
その他のアイディアやフレーバーに軸を置いた投稿も然りです。

それらを含めたお題なので当然だ、という事で今回はかなり厳しい評価とさせて頂きましたが、
以降もし私がpickする際には、その独創性や奇抜性はしっかり評価したいと思っていますので、
今回そのような投稿をされた方はご安心下さい。


最後に一つ。増刊号で「感想も無く流れるよりは何かしらのアクションがあると嬉しい」という話もあったので、
このようなpick形式(即ち通常pickを定めた上で、選外となった投稿に対しても可能な限りのコメントを行う)を
今後も余裕があれば採っていこうと思っているのですが、いかがでしょうか。

ただ、こういった(悪く言えば馴れ合いのような)pick形式になりますと、「pickの意義が無い」
「pickされても嬉しくない」「偶にはいいけど普段から全pick紛いは御免だ」といった意見も
多分にあるかと思いますので、投稿されている皆様にアンケートを採りたいと思います。

 ・普段、選外作品へのコメントは『必要である』or『必要でない』

形式として、通常pickか全pickか、という内容です。尚これは私のpickの際についてのみの事になると思います。
このアンケートの答えを、以降投稿される作品の下か、増刊号にでも記載して頂けると有難いです。
上記のような理由等があれば、それも明記して頂ければ十分参考になりますので、よろしくお願いします。



では、見事大賞となりましたGOTA様の御名前と御投稿作品は新スレ>>3に記させて頂きます。

以上、第63回のpick結果発表でした。
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