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2024/12/13(金) 18:03:46

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【色のメカニズムの割当の変更】全カードレビュー

今回はMTGの歴史上何度も起きた色の役割の変革でした。

過去に【色の役割を外れたカード】という少し似たお題を出しましたが、
その時は「曲げ」に対して色の理念やフレーバーが十分な担保になっているかを見ていました
(そうでない理由でPickしたカードもありましたが)。

今回は永久に色の役割が変更されることを想定し、そのバリエーションが何枚も作られることに耐えられるかなどを見ています。

では見ていきましょう。

>>501《悪意の操り人形》
黒のコントロール奪取。青は永続、赤は1ターンかぎりに対して黒はその中間という立ち位置ですね。コストもちょうど中間になっています。

>>502 八三五 様 《一騎討ちでの決着》
白の格闘。流す血を少なくするための決闘は緑や赤にない考え方ですね。ブロック側で相手のコンバットトリックを誘い出してから返り討ちにするとおいしそうです。

>>503 肉じゃが 様 《結界術の熟達》
青のエンチャント除去。公式では逆にアーティファクトを除去する《鴉変化》が登場したり黒のエンチャント除去が登場したりしているところで、この方向に向かうにはかなりの年月を要しそうです。

>>504《言論統制》
白のハンデス。ただし《払拭の光》スタイルで、エンチャント除去で対策される弱点があります。白の事前対策が得意である性質やある種の公正さがよく表現されていると思います。

>>505《恣意的な開示》
黒の《嘘か真か》。1マナ軽くなったことで更に強くなっています。ライフの損失はあまり問題にならないでしょう。

>>506《疑い無き騎士、ドン・キホーテ》
赤のドロー。ナイトメア方式です。手札を消費する速さに特化したオールイン系のデッキで活躍できそうです。

>>507《闘いの高揚》
赤の+1/+1カウンターによる全体強化。赤らしく期限つきです。終了ステップに誘発するこの方法ではダメージの処理が直感的でないため、「+1/+1カウンターと+1/+1修整」の方がよいかもしれません。

>>508《膨満化》
青の《巨大化》。緑の本質的な強化に対して青の技術介入的・表層的なイメージに基づいた形ですね。ダメージにはむしろ弱くなり、タフネスの修整分はちょっと当てにできない感じです。

>>509 マザー 様 《バイオハザードの魔道士》
青のクリーチャー破壊。青に与える役割としては最もありえないものだと思います。そしてバウンス能力は強すぎですね。全体的に何が描きたいのかよくわからなかったです。

>>510《電磁投網の蜘蛛》
赤の歩く火力の拡張。逆にブロック時に機能します。緑の手助けがあってできたという印象が強く、赤単体ではどのように実装されるのか気になるところです。

>>511《絡みつく根》
緑のタッパー。確かにイメージ的に緑も似合いそうな色です。次元の混乱では黒に割り当てられたということもありましたね。キッカー時には置物やPWを破壊できるのでこちらでの運用がメインになりそうです。

>>512 Nishi 様 《世界の再生》
白で墓地から土地を直接戦場へ。このメカニズムは緑に何枚か存在していますが、ライブラリーから出すものと差別化して他の色に明け渡す余地はありそうなところです。

>>513《測量隊の記録》
青の土地サーチ。青は測量を行い長期的展望を持つ色なのでこれはすんなり導入できそうです。インスタントの3マナ2ドローでありカードパワーも申し分ないですね。

>>514《顔なしの拐引者》
黒の放逐する僧侶能力。《顔なしの解体者》のフェイズ・アウトを絡めた現代風リメイクです。黒を含む《人質取り》が現に存在しているところを見ると今でも完全に失われた役割ではなさそうですね。再びこの役割が得意になる日が来る可能性もあります。

>>515《食事の時間》
緑の一方的格闘の拡張。確かに自軍のクリーチャーを絡めているかぎり地続きの延長線上の能力と言えそうです。追放も緑の得意分野ですね。

>>516《運命のいたずら》
赤の打ち消し。カード・アドバンテージで損をする代わりにテンポ・アドバンテージを獲得します。今この瞬間だけ良ければ良いという赤らしい思想を反映したカードです。

>>517《活力による再起》
緑のリアニメイト。クリーチャーの大幅強化を兼ねた大胆な効果です。マナ総量が小さいパーマネントをリアニメイトする白やリアニメイトのついでにちょっとおまけをつける程度の黒との差別化として面白いアイデアになっていると思います。

>>518《急降下爆撃ゴブリン》
赤の飛行。一時的に飛行を得る赤のカードには多くの前例がありますが、この形が最も赤らしいと言えそうです。シンプルながら非常に完成度が高いと思います。

>>519《遺灰化》
赤の墓地対策。プレイヤーを灰になるまで焼き尽くすイメージですね。墓地対策を扱える色は多いので赤にまで拡張の範囲を広げるのは難しいかもしれません。

>>520《補給部隊》
白の移植。ETBでも効果があり、他のクリーチャーを助けるイメージを強化した形です。同じ能力であっても異なる表現に使うことができることが示されています。

>>521《幻影の残響》
青の《超常的耐久力》系カード。これには《まやかしの死》というよく似た前例があります。イリュージョン化することで青に持たせることの説得力が強まっていますね。

>>523《異文化交流》
白のクリーチャー交換。青よりも軽くなった分、白らしく公平の建前の下で行うので多少融通が効かなくなっています。1/1トークンだけを展開するデッキなどで使うことで真価を発揮できるでしょう。

>>524《空民の知識》
青の掃引でしょうか。コストとして島を手札に戻すことを要求するのは青にしばしばある効果ですが掃引はなかったようですね。5マナでルーティングのみを行うカードでありカードパワーは低そうですが…

>>525《嵐の庇護者》
緑のならず者支援・アンブロッカブル付与。戦闘ダメージの分割も新しい効果ですね。プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび誘発する能力を持つならず者とのシナジーが期待できます。

>>526 そら豆 様 《ラゴンナ団の行商人/Lagonna-Band Peddler》《資源の寄進/Gift of Assets》《開戦/Outbreak of War》
白のマナ加速・新しい定義済みトークン。金や宝物より若干弱いですが、普段白が平地しかサーチできない色であることを考えると色を広げられなくなっている効果は妥当性が高いですね。各カードとも白らしく公平性を意識した効果になっています。

>>527《林間の忍び》《蔵への侵入者》《新緑の頭領、小太郎》
緑の忍術。緑も青や黒と同じく隠れ潜む色なので第3色として違和感がないところです。モダンホライゾンでは忍術を持たない忍者が登場していましたが、《林間の忍び》は忍術との相性をより発展させた形ですね。

>>528《巧みな隠れ身》
緑の明滅。フレーバー的に説明することは容易で、実際に登場することもあるかもしれません。しかしこのメカニズムは既に扱える色が多く、割当の変更よりは「曲げ」の形で登場しそうな予感がします。

>>529《その場しのぎ》
赤の《遅延》。呪文をひと時だけ防ぐ効果を赤に与えるということですね。赤は打ち消しを扱えそうで扱えない微妙な色で、公式もどのように登場させるべきか苦戦していそうです。

>>530《嵐呼び、ホース》《熱意騙り、ワド》
青の火力と赤のコントロール奪取。低タフネス・低マナ総量への対処に特化したPWです。エンチャントはクリーチャー・タイプを持てないので現行のルールではちょっとうまく働かない部分がありますね。

>>531《改宗》
白のコントロール奪取。信心の数が上回っているかぎり効果が持続します。白の一つの目的に向かって同調する性質を信心を使って表したのが面白い表現になっていると思います。

>>532《直談判の無視》
青の《濃霧》。このメカニズムを最も欲している色が青ですね。現在得意としている緑は自色の戦略に合致していないため、戦略に合った追加効果が設けられているか相手のクリーチャーのダメージだけを軽減する場合が多く、少々不自然な形になっています。

>>533《欲望の番人、ザカルド》
黒のドロー対策。一応《Chains of Mephistopheles》という前例があるようです。対価の要求と成長がデーモンのフレーバーとうまく融合しています。人質を取っているかぎり呪禁が作用するのも新しく面白い効果です。

>>534《軋轢》
白のPW対策。白は限定的な条件があればダメージを扱えるので違和感はあまりないですね。黒の《裏切りの対価》より少し個数が抑えられていますが、サイクリング付きで腐らなくなっています。

>>535《子守りの恐竜》
緑のダメージ移し替え。幼体への庇護は確かに緑らしい性質です。フレーバーに訴えかけた「曲げ」的なカードではありますが、恐竜以外の生物にも適用できることを考えると割当の変更と見ることもできそうです。

>>536《諫言》
白のドロー。代償として攻撃もインスタントを構えることもできなくなります。白らしく、他の色には扱えない対価ですね。青に頼らない白のコントロールを大きく推進しそうです。

>>537 ひじき 様 《ロケットブースター》
赤の飛行。>>518 様と類似のアイデアですね。こちらはブロック時にも活用できるようになっています。

>>538《樹上の襲撃者》
緑の先制攻撃。かつては少数ながら持っていましたね。単に先制攻撃を持たせるよりは条件付きの方が緑らしいと言えそうです。

>>539《はびこる蔦》《そんじょそこらの蔦》
緑のアンタップ制限と起動型能力封じ。蔦のイメージから緑に持って欲しいという声は多そうです。しかし既に白と青の2色が使える役割で、3つ目の色を加えると戦場が起き上がらないものだらけのゲームになってしまうことが懸念されると思います。

>>540《コー背信者ベリアベック》
黒のダメージ軽減。ダメージを単に軽減するのでなくプレイヤーに押し付けてやる風にすると一転して黒らしくなりますね。各能力のシナジーが強く、支払ったライフも回収できるので取り回しが良さそうです。

>>541《交錯との接続》
緑の《超常的耐久力》系カード。常盤木落ちした「再生する」の系譜であることを考えると緑に与えてもよさそうです。1マナで土地を伸ばせるのはカードパワー的にはやりすぎだと思います。

>>542 善乱 様 《マナ滞留》
赤の土地へのアンタップ制限。ランデスの代替品はもう試されることもあまりなくなりましたね。すべての土地を完全に封じ込める強力な効果で、(赤)(赤)をアーティファクトなどから確保できれば永久に維持できます。

>>543《地盤の吹き飛ばし》
赤の土地バウンス。ランデスの代替品ですね。《ブーメラン》と比較すると隔世の感があります。土地の総量に干渉できないのはちょうどいい塩梅ですがカードパワーはもう一声欲しいところでしょうか。

>>544《海への引きずり込み》
青の格闘。青が赤や緑と同じく獰猛/Savageryの色であることを考えると第3の色を設けるとすれば相応しいのはここかもしれません。赤や緑がパワーを上げてから殴るのに対して青がパワーを下げてから殴るのは良い対比になっています。

>>545《致命的な一矢》《血に飢えた灰狼》
緑の《命取り》。近年黒に普及したメカニズムですね。確かに捕食者の行動らしく、単体での除去ができない制限は緑らしくもあります。

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2022/6/13追記『私が考えたカード』

噴射する棘刺し (1)(緑)
クリーチャー ― 昆虫
群体2 ― (4)(緑) (あなたはこの呪文を群体コストで唱えてもよい。そうしたなら、この呪文を2回コピーする。)
接死
噴射する棘刺しが攻撃するたび、噴射する棘刺しはそれが攻撃しているプレイヤーやプレインズウォーカーに1点のダメージを与える。
1/1

「攻撃するたび防御プレイヤーにダメージを与える」能力はトランプル・邁進能力の変種として緑に組み込める可能性があると思います。

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