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2024/12/21(土) 23:15:36

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【墓地対策】全カードレビュー

今回はおなじみの墓地対策でした。
近年のMTGでは毎セット墓地利用カードと墓地対策カードが登場するため常に意識を向ける必要があるカード群です。

本家でも既存カードの枚数が非常に多く開発が進んでいるデザイン領域ですが
今回の投稿作も負けじと投稿作が多く力作だらけでしたね。

では見ていきましょう。

>>393《輪廻強制》
《安らかなる眠り》の緑版。追放でなくライブラリーに戻すところが緑流です。ライブラリーアウト対策にもなり、マニアックなところでは追放したカードをカウントする能力なども防げますね。

>>394《ダストシュート+焼却炉》
切削と本体火力。5~6点ダメージはコンスタントに与えられそうです。「青黒ローグ」のようなライブラリーアウトとダメージの両面で攻めるデッキが青赤でも誕生しそうな可能性を感じるカードです。

>>395 肉じゃが 様 《地図読みの達人、サルルク》
通常あまり重要視されない、墓地からの土地の追放を利用するカード。毎ターン3枚ドローは圧巻ですが、まず相手の墓地に土地が3枚ある状況を作る必要があります。

>>396《飢えたる暴君》
対戦相手が給餌するかどうかを選ぶクリーチャー。4人対戦では一瞬で致死圏内のP/Tに達します。どちらを選んでも不利な2択となる点が面白いですね。

>>397《墓地》
そもそもなんで墓地にクリーチャー以外がいるのかという問い。なんでなんでしょうかね。クリーチャーを見逃してしまうので完全な墓地対策にはなりませんが、ドロー付きでカードパワーは十分です。

>>398《焼き尽くし》
墓地まで焼き尽くし。重めではありますが大部分のクリーチャーを除去でき、墓地対策まで兼ねているのでコストに見合ったバリューがあります。

>>399《屋敷の物あさり》
墓地を資源とするタイプのカード。自身の生存を賭けることになるような危険な屋敷を漁りに行くというフレイバー感が魅力です。

>>400《墓所の支配者の呪縛》
《地の封印》系か全追放か相手が選択するカード。相手に選択権がある割に3マナと重くなっているので、もう少し軽く設定できると思います。

>>402《墓喰らいのハイドラ》
なんでも食べるハイドラ。インスタント・ソーサリー呪文を唱えるだけでも大きくなり、切削を絡めると爆発的に成長します。《完成化した精神、ジェイス》などと好相性です。

>>403《誓願する僧侶》
呪禁を与えるクレリック。戦場での効果との対称性が面白い設定です。サイクリング持ちでリアニメイト呪文を不発させることができるなどテクニカルな面もあります。

>>404《荼毘に付す》
単体除去と墓地のクリーチャーの全追放。あまり見ないタイプの組み合わせですね。軽く取り回しが良く、墓地利用系のクリーチャーデッキに劇的に刺さるので多用されそうです。

>>405《ログには何もない》
《イクスリッドの看守》系。追加でタイプも失わせます。改竄が得意な青らしいやり口での墓地対策ですね。

>>406《墓所の徴税人》
マナを納めれば見逃してくれる墓地対策。対策できるの範囲が広めですがクリーチャーであり抜け道もあるのでちょっと脆めというバランスです。

>>407《腐肉喰らい》
なんでも食べる鳥。この手のカードはクリーチャーのみカウントするものもありますがタイプを問わないのが嬉しいですね。

>>408《立証責任》
証拠の有無を問い詰める打ち消し呪文。序盤ほど効果アリです。後半はあっさり支払われてしまうので墓地対策と併用して使うのがベストでしょうか。

>>409《混成発生》
X/XをX体生成。X=3あたりから合計P/Tが非常に大きくなります。条件は緩めで3~4くらいは造作もなくクリアできそうです。

>>410《大樹宮の侍従》
餌付けを要求するリス。多くのデッキには食物を生成する手段はないため、《安らかなる眠り》などで強力な体制を築くことができます。

>>411《腑抜けた考え》
デッキを骨抜きにするソーサリー。デッキの土地比率を高め反撃を難しくします。数枚のフィニッシャーに頼ったデッキなどは一撃で機能不全に陥るでしょう。

>>412 Nishi 様 《既視感》
《すき込み》のようなタイムデストラクション。盤面への影響こそないですが長期戦狙いのデッキ同士で致命的な遅れを相手に与えることができそうです。

>>413《次元の再誕》
仕切り直し。《星の揺らぎ》よりも大幅に軽く、ライフも小さくなるためコンボできるカードも増えています。

>>414《捜査官の面汚し》
相手の墓地を利用した証拠収集の亜種。何もしないと早いターンに出すのが難しいのでハンデスや切削を積極的に利用するデッキでの採用となりそうです。

>>415《不明の大穴》
《トーモッドの墓所》付きの土地。土地での墓地対策には《ボジューカの沼》もありますが、先に置いておける点など使用感が異なります。

>>416 八三五 様 《奸智術数》
相手だけ手札と墓地をリセット。普通に使うと墓地を戻してライブラリーが濃くなった分だけメリットを与えてしまいそうです。《黙示録、シェオルドレッド》と一緒に使うなどの工夫が考えられます。

>>417《ネクロマンサーの支配》
墓地のっとり。通常のルールで再現できそうでもありますがどんぐりが無難ですね。墓地利用ができなければ墓地を奪っても特にメリットはないのですがいくつかのデッキには大きく刺さりそうです。

>>418《弔い》
墓地を一掃してトークン生成。墓地対策というよりは白系アグロの全体除去対策カードっぽい印象ですが、相手に被害を与えつつ大量のトークンを出せればより良い結果となりますね。

>>419《厳格な墓守》
墓地のカードの移動不可。なかなか斬新な墓地対策です。《墓掘りの檻》に似ていますが、より強力です。クリーチャーであることはメリットでもデメリットでもありますがかなり強力な墓地対策効果であるので除去されやすい方がバランスが良いですね。

>>420《類感》
ハンデスと墓地対策。ハンデス部分はコストが軽く気軽に使いやすく、墓地対策部分はインスタント・タイミングでリアニメイトなどの対策として有用です。

>>421《空白の歴史》
墓地対策と唱えることの禁止。影響範囲が大きく非常に強力な効果です。このカードが存在するのであればデッキの4積みを根本的に見直すことになるでしょう。

>>422《ベイルマークのゾンビ犬》
墓地対策と切削。墓地を減らすか増やすかで対になる効果です。どちらも穴掘りをモチーフとできることへの着目ですね。墓地利用が多いセットでの気軽な墓地対策・自分の墓地利用の促進の両方に貢献できるナイスなクリーチャーです。

>>423《涅槃/Nirvana》
>>419と同様の効果。カード名が墓地からカードが移動しないことの説明として非常に適していますね。カード自体が無色であることがすべての煩悩が消え去った状態を表しているのも良いフレイバー感です。

>>424《墓泥棒》
墓を丸ごと盗むカード。一般にイメージされる墓泥棒よりもかなり大規模な盗みっぷりです。ミラーマッチで劇的な効果を発揮します。

>>425 マザー 様 《逆転の護符》
墓地をリソースに変えるカード。自分の墓地はクリーチャーに、相手の墓地はマナに変換します。能力の幅が広く汎用的な強さを持つカードですね。

>>427《横行する墓荒らし》
相手の墓地のカードを4枚につき1枚奪うことができるカード。ルール面、パワー面の両方で適切な調整が施されたデザインです。繰り返し使えるカード・アドバンテージ源で、ミッドレンジやコントロール同士の対決で有効です。

>>428《フィジカトグ》
相手の墓地を食べ、手札も食べる異色のエイトグ。フィニッシャーとしての安定感はなくなりましたが、墓地掃除やマナの蛇口の役割を持つことができ今までにない使用感のカードとなっていそうです。

>>429《墓所荒らし、ルゲイル》
墓地を1枚を1/1トークンか諜報1かに変換するクリーチャー。生成効率に非常に優れています。墓地にクリーチャーがないときも諜報で補給することで能動的に狙えますね。

>>430《地下居住区の監視人》
フレイバーフルなクリーチャー。自身の能力でタップした時に隙が生じます。常在型能力による妨害の即効性と、除去されても効果が残る点の良いところ取りをしているので使い勝手が良さそうです。

>>431《迫り来る恐怖》
墓地のクリーチャーを奪取。《ベイルマークの大主》を大振りにしたようなカードで、攻撃が通った時のバリューは大きいですが2マナで出した時の即時効果が小さめです。

>>432《位相を零すもの》
《呪文捕らえ》系エルドラージ。呪文と墓地を追放し、戦場を離れたときに昇華者に近い挙動をします。1番危険でないカードを返せばいいのでデメリットはさほどでもない場面が多そうです。

>>433《木立ちの放浪者》
多機能な3マナクリーチャー。除去耐性が強く、墓地対策になり、明滅と相性が良く、《大釜の使い魔》コンボなどとも強力なシナジーを発揮します。

>>434《縫師の助手、オルラック》
相手の墓地を探査する優秀すぎる助手。自身は4マナで重めですが、墓地対策をしながらゾンビや元から探査を持っている呪文を送り込むことができます。《論理の結び目》で全追放のようなテクニックもありますね。

>>435《アーガルタの門》
10枚まで追放。簡易版《安らかなる眠り》です。効果が限定的で1マナの墓地対策としては少し弱めですね。カードの損失を埋め合わせるなどの効果があっても良いと思います。

>>436《屍養花の種》
クリーチャーやPWカードをトークンに変換。緑らしい雰囲気が強いカードです。延命作用が強いマナ加速カードとして柔軟な採用ができそうです。

>>437《空虚な死》
ピッチスペルの墓地対策。死亡時誘発も防ぐことができます。無効化できる範囲が広く、黒いデッキ以外でも使用可能でコンボデッキ対策として多くのデッキに採用できそうです。

>>438《墓所の憑依者》
最大で3/3威迫になるクリーチャー。墓地対策ではありますが死亡すると墓地をプレゼントしてしまいます。今までにない新規性を感じるデザインです。

>>439《記憶の改竄》
墓地のカードを再利用または奪取。マナは支払う必要がありますが、タイプを問わず使えるので汎用性抜群です。単に墓地除去として使うこともできるのも良いポイントです。

>>440《生命の搾り尽くし》
墓地を全追放してドレイン。通常のゲームでは20枚で即死です。コスト以外は達成が比較的容易でフィニッシャーとして使えそうです。

>>441《ゴミの寄せ集め》
墓地を除去して2/2をプレゼント。ゴミから怪物が生まれるイメージですね。リアニメイトやそれ以上のコンボなどを0マナで防げるならデメリットは軽いと考えられそうです。

>>442《鋤き込み》
墓地対策または再利用。自分に使うことも多そうです。長期戦を意識したデッキが《悪賢い隠蔽》を1枚程度採用していたように《活力回復》を使うデッキが1枚程度入れておくような使い方がありそうです。

>>443《神聖な葬儀 》
打ち消されない全体除去。破壊不能を対策できる追放除去ではありませんが墓地は追放できます。攻撃前に使うことにメリットがある点がフェアプレーを重視する白らしくなっていますね。

>>444《廃品の分解者》
違和感のたびに墓地を全追放。条件は緩めですが単体で即時効果がなく、除去に弱いので安定感はないですね。代わりに2/2威迫とボディが強めで気軽に使えるカードになっています。

>>445《還元》
墓地を全追放してマナを出すカード。8枚以上追放するとフリースペルです。マナ加速から早期にアクセスしても十分な効果が得られないので扱いが難しそうなカードです。

>>446《花崗岩の墓石》
リアニメイト。相手の墓地のカードも選択可能で一旦追放してから後で戦場に戻すため、墓地対策のような挙動も取ります。

>>447《巨悪は滅びない》
マナ総量が6以上のカードだけを対策。主にリアニメイト対策ですね。1マナのキャントリップで無駄になる場面がなく、先打ちも有効なので非常に機能的です。

>>448《忘れられし者の火》
墓地対策して追放したカードの枚数だけダメージを与える火力除去。1枚で2度美味しく、最低3点ダメージの保証が付いているので使い勝手も良いですね。

>>449《追憶の幻霊》
追放したカードのコストの種類を参照して自己強化するクリーチャー。《墓地の侵入者》的なマイルドな墓地対策です。3/3~4/4くらいになるのは難しくなくコストパフォーマンス良好です。

>>450《死体の弄び》
全リアニメイト。すべて2/2になってしまいますが3体以上出せればコスト以上の効果です。インスタントなので全体除去対策としても強力です。

>>451《見間違い》
墓地から戦場に出ることの禁止。《封じ込める僧侶》に似ていますが墓地から出ることへの対策特化でより厳しくなっています。

>>452《墓じまい》
リアニメイト対策できないかもしれない墓地対策。逆転の発想です。フルタップのうちに唱えておく必要が加わり戦略に幅が出ますね。

>>453《闇への給餌》
回復付きで扱いやすい墓地対策。キッカーするとターン制限なしの《犯行現場の再現》に相当する極めて強力なカードとなります。どちらの選択肢も有用で青系コントロールの中核カードになりそうです。

>>454《エンディングノート》
様々な墓地対策。即時性を求めて《トーモッドの墓所》《沈黙の墓石》にする、恒久的に有効な《安らかなる眠り》にする、フィニッシャーを兼ねて《未認可霊柩車》にすると選択肢が広く比較的狭い役割しか持たない墓地対策の可能性を大きく拡張しています。

>>455 シカガネ 様 《灰焦がしの稲妻》
懲罰者っぽいおまけ効果付きの火力。バランスが悪くなりがちな懲罰者カードですが、懲罰者でない効果との抱合せにすることでマイルド化が図られています。

>>456《悔恨の儀式》
墓地対策+儀式。3~5マナくらいは加速できるでしょうか。序盤に効果が薄く、連打できないのでバランスは取れていそうです。

>>457《焼き尽くし》
モード付き呪文。ソーサリーではありますが、できることが広いため《ショック》より優先して採用されそうです。

>>458《煉獄火》
墓地を直接対策しない火力。お題に対してラインを攻めたカードです。必要なカードだけを墓地に置くリアニメイトにはあまり効果がなく、セルフ切削系デッキに刺さります。

>>459《エグザゴイフ》
追放ゴイフ。他のルアゴイフとは相性最悪です。《漁る軟泥》のように追放しながら大きくなり、単体で除去にもなるなどカードパワーの高さが感じられます。

>>460《往時の継承者》
墓地追放、自己成長、除去耐性の多機能カード。ただし構築で使うにはやや重めで、リミテッドや遅めのスタンダード環境などで力を発揮しそうです。

>>461《不法投棄地》
墓地対策する土地。能力付きの土地はデッキスペースを圧迫しない強みの代償として起動が重いなどの欠点を背負っていることが多く、条件次第でタダで起動できるのは大きなメリットです。

>>462《死案》
墓地対策する前に切削。フラッシュバックを追放したかったときにフラッシュバックが3枚めくれるなど、運が悪いと空振りに終わります。

>>463《過去からの贈り物》
墓地を強制的に手札に戻すカード。通常はメリットを与えてしまうことになり、効果的なデッキはかなり限られます。切除の場合は強力ですが相手の墓地は追放しておくなど別の手立てが必要ですね。

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