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2024/12/15(日) 05:24:29

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【悪斬の天使系ファッティ】全カードレビュー

今回はリクエストを加味したお題でした。
古い時代のMTGではクリーチャーはCIP能力をほとんど持たず(今はEtB能力と言いますね)
戦闘だけをするものがほとんどでした。
現代のクリーチャーは低マナ域では戦闘だけをする《悪斬の天使》型が求められますが
構築戦の高マナ域では《熟考漂い》型を兼ねたものが求めれることが多く、
純粋なファッティがコントロールのフィニッシャーを務めるところはあまり見られなくなりました。
今回は基本に立ち戻ってファッティの魅力を発掘してもらおうと思ったところです。

では見ていきましょう。

>>103 マザー 様 《数少ない蛇のアスラ》
赤単色にも関わらず警戒持ちだったりドローをしたりと型から外れたカード。数少ない蛇と言いつつモリモリ出てきます。

>>104《踏み荒らす巨獣》
呪禁に速攻にトランプルにと非常に高スペックなクリーチャー。近年リアニメイト等の踏み倒し戦略は減少傾向ですがこのくらい強い生物がいるなら話が違ってきそうです。

>>105《いきなりステゴ》
瞬速とプロテクション(インスタント)の組み合わせがクールな巨大生物。高スペックではあるのですが、除去耐性が不完全、回避能力を持たないなどの理由から構築ではサイド要員程度に留まることが多そうです。

>>106《究極完全体》
キーワード能力を全力乗せ。条件を満たさずとも戦闘では最強のクリーチャーです。条件を満たすと除去耐性まで得られるので本当に究極ですね。

>>107《冒涜のモーダルス》
珍しい値を参照する怪物。増刊号で物議を起こしたカードです。「パワーやタフネスの値を参照して継続的効果を発生させる常在型能力」はルール上で綺麗な処理ができないので公式が意図的に避けている能力です。公式への挑戦は大歓迎ですが、このカードに関しては残念ながら問題解決の糸口は見えないですね。

>>108《超越の座、オムナス》
5色を通り越して6色目(無色)に突っ込んだオムナス。攻撃時に多大なアドバンテージを得られます。追放やゲームの外部を扱うのは無色らしい特徴ですね。しかし6マナ8/8は打点の面でそれほど優れているとは言えず、ラインを跨いだカードになってしまっていると思います。

>>109《怒号の腹音鳴らし》
ラヴニカ皆勤賞を逃した腹音鳴らし。妨害されなければ+7/+0以上の修整が入る途轍もないカードです。9マナと非常に重たいですがそれに見合っただけの迫力が感じられます。

>>110《オルゾヴァの十字軍》
大将軍能力と夢魔能力の間の子。強力な回避能力と器用なトークン生成が噛み合っていますね。全部生け贄で沼の2倍のパワーをぶつけることができるので決定力が大きいカードです。

>>111《運命の処罰者》
神殺し。2点ダメージはちょっと小さめですがトランプルが付いているので余さず使えます。現代のパワーレベルでは主戦場は構築よりもリミテッドになりそうですが、神などの破壊不能クリーチャーが一方的なゲームを作るのを防ぐ対抗策として良い働きをしそうです。

>>112 ESP 様 《超弩級ゴブリン》
7つのメリット能力を持ったゴブリン。土地を生け贄にさせる能力が特に強力で、ワンパンチで大きなアドバンテージを稼ぎます。賛美や増幅など強化手段が色々と用意されていますが、そこまで狙うのはオーバーキルっぽいですね。

>>113《イニストラードの守護者、シガルダ》
他の天使があんなことやこんなことになっても健在のシガルダ。人間で6/6先制攻撃を超えるのは難しいので戦闘ではほとんど無敵です。前回ホラー側の能力として現出が登場しましたが、人間側のコスト軽減能力として召集を持ってくるのはうまい返しですね。

>>114 Nishi 様 《宝石の守護者,カーバン》
除去不能のクリーチャー。これはやりすぎですね。対象を取らない-5/-5修整などかなり限定的な効果しか受け付けず、戦闘でも無敵です。

>>115《駆け出しの侍、武野》
装備品を守る侍。武士道3で交戦時は6/6になるので守りの固いクリーチャーです。駆け出しで6/6相当とは将来が楽しみ。

>>116《甲鱗のワームの帝王 ギュスタヴ》
滅殺に似た能力を持つファッティ。2つのキーワード能力飲みを持つクリーチャーですが2つとも絶大な力を発揮する能力です。

>>117 肉じゃが 様 《屍体の蒐集者》
死体を6つ集めて勝利。戦闘で負けても相手を追放、勝てば+1/+1、攻撃が通れば+3/+3といずれの結果も嬉しいクリーチャーです。クリーチャーデッキ相手では2回の攻撃で勝ててしまうこともありますが、クリーチャーが少ないデッキ相手では力を発揮しにくいのがネックでしょうか。

>>118 ワニの握り 様 《烈火の瞳の指揮官》
複数クリーチャーのブロックを禁止する疾駆持ちクリーチャー。横並べデッキに採用するには重たいですが決定力は非常に高くなっています。

>>119《戦線の荒廃者》
相手全員を挑発。ランページ3とトランプルによって壊滅的な被害と場合によっては驚異的な本体ダメージを叩き出します。クリーチャーデッキの天敵となるでしょう。

>>120 subaruizu 様 《鏡纏いの恐怖囚われ/Mirrorcoats Horrorcaught》
ダメージと破壊効果を反射。除去耐性と回避能力を持つクリーチャーです。自分も全体除去を使いにくい状態になりますが、追放やマイナス修整が穴になっているので逆に利用していく方式になりそうです。

>>121《戦闘狂の浪人侍》
警戒・強制戦闘はオリカスレで人気があるデザインです。実際のカードでは《執拗な猛竜》がありますね。先制攻撃や二段攻撃を持たないものでは突破できない強敵として立ちはだかります。「中ボス」の異名を与えたいですね。

>>122《銀髭のタイタン》
P/T以外の方法で巨大なサイズ感を表す各種能力を揃えた鯨。流石に構築級ではないでしょうがリミテッドなどでは戦闘に大きな影響を与えて存在感を発揮しそうです。

>>123《たゆまぬ進化の精霊》
ラーニング精霊。相手がこれと戦闘をする選択をしないと機能しないので実際には牽制として働くことが多く、状況がよほど有利でなければ都合が良い能力は得られないでしょう。新しさを感じるデザインではありますが、能動的に働かない能力はプレイ時に楽しみを見出しにくいと思います。

>>124《八百万岐大蛇(ヤオヨロズマタノオロチ)》
サイズが大きく高い除去耐性を持つクリーチャー。非常にテキストが長いので実際のカードと同じ程度に収めるなら5~6行は削る必要がありそうです。

>>125-126《ザビア丘の思い起こし、トリナダ》
「狩り立てられた」クリーチャー。本体サイズもトークンの合計サイズも大きなものになっています。相手はそのままでは12/12を受け止めることができませんが単体除去が通るとトークン貰い得になるのでハイリスクなカードですね。

>>127《ゼイゴスのカメレオン》
イコリアの怪物。追加コストの要求によりテンポ獲得を防ぎ、ブロックされた時のカード要求により枚数損を防ぎます。ファッティの鈍重さを補うナイスなデザインです。

>>128《激情の嵐、ゲゼルガ》
毎ターン3枚衝動的ドロー。先制攻撃や威迫を状況に応じて得られる(ことが多い)のでタフネス1でありながら戦闘で討ち取られにくい性質も持っています。

>>129 ねころぶいぬ 様 《排外主義のサイクロプス》
4つの新しいキーワード能力の提案です。いずれの能力も説得力が高く、公式に存在しうるものでしょう。特に返報は既存のよくある能力のキーワード化で実現性が高いですね。

>>130《崩壊の皇子》
攻撃するたびリソースを潰すデーモン。クリーチャーが無ければカード、カードが無ければライフと必ず相手が損をするよう追い立て、1度攻め始めたら逆転を許さないデザインです。

>>131 ゴールキーパー 様 《破滅誘い》
大きくなった上に奪ったクリーチャーもやたらとデカくなる《誘惑蒔き》。コントロール奪取能力と強化能力が分かれていて2体並べると修整が+8/+8になりますね。そこまでする必要があるのかはわかりませんがやってみたくなる魔力を感じます。

>>132《四方蓮の魔術師》
パワー6の二段攻撃。白青の6マナクリーチャーに持たせるべきスタッツではないでしょう。カードを引きながら手札に戻る能力は新規性が高く、アイデアを転用して面白いカードが考えられそうな予感がします。

>>133《猛進するアイベックス》
デカ山羊。最低でも6/6トランプル、8/8~9/9程度は狙うのが比較的容易なハードパンチャーです。相手のクリーチャーも参照するのでほとんど確実にサイズで上回ることができます。

>>134 善乱 様 《狂喜する豹魔》
旧ラクドスのような暴勇クリーチャー。速攻と威迫による奇襲性が高く、継続的に速攻を付与することも可能で生み出せるダメージが非常に大きくなっています。

>>135《暴雷球》
幻影のボールライトニング。除去を受ける前に攻撃チャンスを作る速攻と幻影能力は好相性ですね。威迫への変更は赤がトランプルより威迫の方が得意であることや歩く火力ではなくなったことを踏まえると妥当なデザインでしょうか。

>>136《ロクソドンの聖戦士》
鬼スペック。過去最強クラスの絆魂クリーチャーです。《悪斬の天使》ですら構築に現れない環境ではこういったカードも登場してくるかもしれません。

>>137《自動進化構築機械城塞》
墓地対策と自己強化。刻印と書かれていますが刻印的な能力ではないですね。完成するとパワー9以上の飛行トランプル呪禁破壊不能となり早々にゲームを終わらせてくれるでしょう。

>>138《溶岩茨の精霊》
挑発しておいてスルー。擬似的な邁進、クリーチャーへの一方的な除去、挑発と火力で2体のクリーチャーを排除して自軍への被害を減らすなど用途が多彩で小器用です。

>>139《九頭竜》
山が破壊不能の頭になる神。献身持ちでうまくやれば5マナ前後で戦場に出ることができます。他の頭とのバンドはここでしか見ることができない貴重な能力ですね(?)。

>>140《渦潮のタイタン》
新たなM11型のタイタン。アグロデッキの攻撃をほとんど無力化します。十分にパワーを下げて安全に攻撃できるクリーチャーでもあり、単体で盤面を制圧して速やかにゲームを終わらせる強烈なカードです。

>>141 わど 様 《カラーシャの蛟》
6/6飛行。素の性能が赤にしては低く、怪物化には少しターンをまたぐので若干古めかしい印象があります。しかし赤のコモンに飛行や巨大な怪物を収録する必要が生じた場合にはこのようなカードが作られることもあるでしょう。

>>142《悪意ある狼》
毎ターンの置物破壊。邁進能力と忍び寄り能力が噛み合い、安定してダメージを通しながら生き残りやすい状況を作ることができます。

>>143《疫病のハイドラ》
歩く全体除去。種が3マナと重めですが、X=4くらいから戦闘では手が付けられない性能になります。構築ではタイムラグや除去耐性の薄さが気になりますがリミテならボムですね。

+

「私が考えたカード」のコーナー

MTG Wikiの記事によると一説には5/3以上がファッティだそうです。

火生みのイミナガル (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 巨人・シャーマン
あなたのターンの戦闘の開始時に、速攻を持つ赤の1/1のエレメンタル・クリーチャー・トークンを1体生成する。次のあなたのアップキープの開始時に、それを生け贄に捧げる。
あなたがコントロールしているエレメンタルが1体死亡するたび、火生みのイミナガルの上に+1/+1カウンターを1個置く。
5/3

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